奥美濃 日岸山 - 薙刀山 - 野伏ヶ岳(山スキー)
3月16日(日)は、奥美濃の石徹白(いとしろ)の山を歩いてきました。
メンバーは単独です。
報告と所感
2008年3月16日(日)
橋のそばに車を置いて歩き始める。
和田山牧場。左が野伏ヶ岳、右が薙刀山。目指す日岸山はここからは見えない。
野伏ヶ岳。
薙刀山。
石徹白の東の山々。
もうすっかり春。
薙刀平。テントを張ってのんびりしてみたいところだ。
日岸山の大斜面。黄砂で汚れていた。
福井の山・荒島岳。2月に登山道沿いに滑った山だ。右は銀杏峯(げなんぽ)。
赤兎山。これも福井の山。
空に導かれるように。これを越えれば薙刀山。
薙刀平。登山者が見える。
まるで雪の砂漠を歩いているようだった。これを越えれば野伏ヶ岳。
野伏ヶ岳の山頂から来た道を振り返る。奥にある白いピークは白山。
白山の主峰・御前峰が時折見え隠れしていた。
雪崩が静かに斜面を滑り落ちていくのを見てしまった。
野伏ヶ岳から小白山を望む稜線。今日は気温が高い。雪がデロデロ落ちていく。
和田山牧場跡から野伏ヶ岳の中央ルンゼを振り返る。拡大すると2人スキーヤーが滑っているのがわかる。
林道は既に雪が切れている箇所が2箇所ほどあった。
5時に起きるつもりが気持ちよく二度寝、目が覚めたら5時50分。気温0度、快晴。
缶コーヒーを片手に石徹白(いとしろ)に向かい、白山中居神社をさらに下った橋のそばに車を停める。釣り師の車が1台、先に出発したと思われる車が3台程度。
和田山牧場への林道は2箇所ほど雪が途切れている箇所がある。去年の春分の日に来たときは1箇所だけだったが、今年も雪解けが早いのだろうか。
和田山牧場から北東方向に薙刀山方面を目指す。残されていたトレースを追っていくと谷を横断するポイントが手前過ぎたようだ。一旦沢底に下り急斜面を登り返さねばならなくなる。ツボ足で越えようとすると腰まで身体が沈んで苦笑い。ちょっと安易だった。
テントを張ると気持ちよさそうな薙刀平を横切って薙刀山のピークはショートカット、鞍部まで平行に移動して日岸山へ。
日岸山の山頂からは別山・白山がより近い位置から望める。東に広がる大斜面は奥美濃でも指折りのスケールだろう。荒島岳、赤兎山、経ヶ岳といった福井の山の展望もよい。シールは外さずに薙刀山を経由して野伏ヶ岳へ。
稜線はクラストしているもののアイゼンが必要なほどでもない。シールがいい具合に雪に噛み合って実に歩きやすい。
さすがに野伏ヶ岳山頂では数組のパーティを見かける。
午後から気温が急速に上がってきたようだ。山頂から斜面の様子を見ていると雪崩が静かな音を立てて流れていくのを見てしまう。
あまり、気持ちのいいものではないな。
谷にルートを取るのは見合わせて、傾斜の緩い尾根沿いに下ることにする。ここでようやくシールを外して滑り始める。
雪は春を感じさせるザラメ。下のほうは雪解けが早いためだろうか、藪がそろそろうるさくなってきたようだ。
和田山牧場で野伏ヶ岳を振り返ると、山頂直下の中央ルンゼからはスキーヤーが滑っているのがわかる。一望すると随分シュプールで荒れているようだ。「ああ、自分も滑っておけばよかったのかな」いまさら悔やんでももう遅い。
広い牧場跡にはスノーモービルの爆音がこだまする。さすがにこれだけ晴れていると山に入ってくる人も多いということか。林道を下って早く車に戻ろう。
帰りは「子宝の湯」で疲れをほぐして下道で走れるところまで走る。午後になるとさすがにスキー帰りの車で国道は渋滞。まあ、先週のように流れが止まってしまうほどでもないので気持ちは楽だ。
この日は関ヶ原から名神高速に乗って22時過ぎに帰宅。今日もよく遊びました。