ひとあし早い春の山 - 頸城 雨飾山P2

広い斜面と、静かな森と。

少しずつ聞こえてくる、春の足音。
3月1日(日)は、頸城の「雨飾山」の近くに行ってみました。

感想など

2009年3月1日(日)


林道には真新しいトレースが残されていた。

河原に降りて、尾根に取り付くポイントを探す。

山頂に向けて急な登りが続く。登りの緩いところで適宜休みながら進む。

今年の冬はもう終わってしまったのだろうか。

金山、天狗原山方面。

白い山頂が今日の目的地。

雨飾山P2。山頂に着くと同時にガスが出てきた。

これは戸隠方面だろうか。

帰りは沢沿いのルートを選ぶ。広い斜面があるなんて思ってもいなかった。

楽しんだ後は、森の中に戻ろう。

林道に戻ってきた。夏は登山客の駐車場になる場所。

栃の樹亭。除雪が始まっていた。


日曜日はこれまで秘かに気になっていた「雨飾山」の周辺を目指すことにする。
4:30に道の駅小谷で目覚めて小谷温泉へ。「山田旅館」の手前に車を停めて6:17出発。数台既に他県ナンバーの車が停まっている。
林道をしばらく進んでスキーを履く。土曜日についたトレースが数本、早立ちしていると思われる真新しいトレースが一本。思ったより人は少ないのだろうか。
夏道の登山道付近から稜線に取り付く。斜度は急。日が射していないためか雪はまだ硬くスキーアイゼンをつじけて歩く。先行するトレースはかなりの傾斜をターンもせず登っている。かなり場数を踏んだ方なのだろうか。
一度の休憩を挟んでいよいよ山頂へ。最後の登りは樹林帯も途切れなかなかの高度感。滑り落ちることを思うと足取りは悲しいかな慎重になる。N君はすたすた進んで先にP2山頂へ。冬、スキーの装備だけではここまでが一般的なルートとされている。
山頂に着くと残念なことにガスが出始める。雨飾山の山頂の写真を間近に撮りたかったが仕方ないか。
滑り始めはカリカリ。距離感のつかみにくい白を恐る恐る下っていく。
帰りは沢沿いのルートが興味を引く。歩いていて雪を不安定に感じることもなかったので入ってみてもいいだろうか。
斜面に飛び込んでみると想像していた以上にダイナミック。無木立の広い斜面を高度差300m滑り降りて森の中に戻り、最後は藪スキーで林道に復帰。大斜面を滑る心の準備、してこなかった。
林道を忠実に歩いて車に戻ったあとは念願の山田温泉旅館の温泉に浸かる。江戸時代に建てられたという旅館は文化財に指定されているようで、保全工事の真っ最中。鉄の匂いのする源泉で疲れを流す。
帰りは白馬、大町、松本を通る。日没まで温泉や店に立ち寄って塩尻から長野道へ。順調に走って自宅には22時過ぎに到着、高速道路を使うとやはり速かった。
金曜から日曜までつきあってくれたN君、ありがとう。また行きましょう。

GPSログ

  • 赤は登り、青は下りのログ。

コースタイム

  • 6:17 小谷温泉 山田旅館手前(860m)
  • 6:48 栃の樹亭(980m)
  • 7:55-8:00 夏道の稜線取り付き(1160m)
  • 9:52-10:15 雨飾山P2(1839m)
  • 10:51 林道(1210m)
  • 11:10-11:28 登山者駐車場(1150m)
  • 11:50 栃の樹亭(980m) 
  • 12:13 小谷温泉 山田旅館手前(860m)

メンバー

N君、hatayasan