大阪 天保山(アプローチはMTB)
報告と所感
徹夜明けで家に帰り今日は昼寝を決め込むつもりでいたがピーカンの快晴にいても立ってもいられなくなり午後になってゴソゴソと動き出す。幸い17時に梅田で旧知の友人に会う約束をしてあるのでこの機会をチャリのトレーニングの機会として利用すべく13時過ぎに自宅を出る。
最近タイヤの空気圧が下がり気味なので携帯ポンプで前輪にエアを入れてポンプを抜こうとしたところ、その都度空気が勢いよく抜けてしまい、はてどうしたものかと考え込む。幸い自転車を購入したショップが近くにあったので前輪を持ち上げつつ持ち込んむ。携帯ポンプをタイヤに固定せず力任せに揺り動かしつつエアを入れたために、フレンチバルブのムシが折れたことがわかった。ムシがダメになったのでチューブごと交換。そういえばフレンチバルブ形式のチューブに自分で空気を入れるのは初めて、まったく勝手がわかっていなかった。ついでに自転車を車に積み込むにあたって注意すべきことも教えてもらう。
仕切り直して14時前に出発。大山崎で国道171号に合流、せっかくなので明るい午後は淀川の河川敷沿いに行けるところまで行ってみることにする。一部ダートの区間もあり思うようにスピードが乗らない。枚方大橋までは右岸、渡ってから左岸へスイッチ。大阪の都心に近づいているとは思えない河川敷ののどかさ、どこまでも広がる青い空。河川敷が公園を兼ねている区間もあり、おおむね自転車道も整備されているが、おそらく二輪車対策なのだろう、要所要所に自転車を降りて持ち上げなければ越えられない簡易なゲートが設置してあり、スピードも乗らずいい気分をその都度中断させられる。
さて梅田の見覚えがあるビルが近づいてきた。長柄橋で一般道路にスイッチして梅田のヨドバシカメラの駐輪場(2時間以上の駐車:300円)には実走行時間1時間45分で到着。自宅から電車だと1時間強かかることを考えると人力も意外と健闘している。本屋で立ち読みなどをして時間調整、17時に大学時代の友人と会う。久しぶりの再会に盛り上がり、場所を変えつつ19時まで話し込んでしまった。
さて梅田まで来たからには「日本一低い山」である天保山の頂を踏んでおきたいところである。淀屋橋方面に行けばほどなく大阪港の案内が現れ、標識に従いつつ観覧車が正面に見えれば目的地は近い。タクシーの運ちゃんに道筋を尋ねつつ、大阪港駅からしばらく行けば天保山公園に。公園内をらせん状に自転車で進んで階段状になったところで自転車を降り、20歩も進めばありました、二等三角点が。「日本一低い山」の標識もありネタで訪れる人が多いみたいである。周りを高速道路の橋桁や観覧車といった巨大な人工物に囲まれる山頂というのもユニークな存在だと思いながら三角点を踏む。
帰りは国道沿いに帰ることにする。橙色の街路照明を突っ切りながら自転車で走るのは都会を駆け抜ける気分を味わえるようで気持ちよい。枚方、八幡の近くで二つほど軽い登りがあるが特に問題にはならない。途中100円ショップで駄菓子で栄養補給、ラーメン店で夕食を済ませ、23時前に自宅着。峠らしい峠を越えず運動したとも言いにくいが、いちおう走行距離103kmで幕。
メモ
- 「日本一低い山に登ってきました」秘かにやってみたかったネタである。
- 友人に会う機会をチャリのトレーニングとしても利用できたし、それなりに満足のいく休日を過ごせたと思う。
- 大学時代の友人も山を再開するとのこと。半年ほど前から着々と準備をしていたようで、失礼にも心配してしまったのが恥ずかしかった。
- あるよね、突然目が覚めたように山に向かいたくなる時って。僕も山を再開した5年前に感じた衝動を思い出して原点に立ち返ろう。
- その彼から、山行計画を立てるにあたって参考にしているというサイトを教えてもらった。単独行中心。下記の文章を読んで感じるところあり。山岳会に属している自分ならば、山岳会の資源をもっと貪欲に利用してもよいのではないか。
登山は人と競い合うものではないが、僕は開き続ける技術の差に苛立ちを覚えるし、山行レベルの差に悔しさを覚えている。
しかし、その「負けたくない」という気持ちが、より高い技術を身に付けようと思う原動力になり、さらに独学の道へのこだわりともなっている。
Alone in the Mountain: 僕の師 (古田学さんのこと)
- サイクルメータが走ってもいないのに動作している。知らないうちに13km加算されていた。以前も一度そのような現象があった。走らないときはサイクルメータを自転車から離しておくのが、誤動作を防ぐ最善の方策なのだろうか。いずれにせよ診てもらった方がよさそうだ。