「忙しい」と安易に口にするのは止めないか?〜週末の二つの記録を読んで考えた

この土日、ネットで流れた山スキーの記録で特筆されるべきは文句なしに下記の二つだろう。

YASUHIROのマウンテンワールド:焼岳西面
平湯温泉から東方面に進み焼岳を往復するという、おそらく初見のルート。しかも重い風邪を押しての山行。登っている間に風邪は全快、「山は最高のホスピタル」とも。
06.1.29 野麦集落から乗鞍岳(剣が峰) 野麦の森経由
野麦集落から乗鞍岳3026mを日帰り。厳冬期の1月、単独であることがこの山行の価値をいっそう高めている。

驚くのは、この二つの記録をものした二人が、いずれも妻子ある現役の医師であるということ。あくまで「山は自分をリフレッシュするための趣味」と位置づけて、時間を縫って結果的にハイレベルの山行を行っているのである。
下手に時間の余っている独り身やサラリーマンの境遇よりも、ある程度は時間に追いつめられていなければ、出せる力も出せないということなのか。
それとも、彼らの山スキーにかける情熱が僕らの想像をはるかに超えたものなのか。
こういう事例を間近に見ていると「忙しい」と口にして雑事から逃げようとすることがいかに自分を甘やかしているかがよくわかる。
自分も、行動で意思を示せるようになりたいものである。