花折峠、能見峠、佐々里峠、美山


森を縫って、里をつなぐように走ろう。
5月4日(水)は、美山のかやぶきの里を訪ねました。

記録

連休中日の5月4日、一日だけ自由な時間を取ることができた。
4月29日の白山一周ライドでご一緒したコロさんが美山ロードレースに向けて練習されている話を聞いて、久しぶりに美山を自転車で訪ねようと思い立つ。
鯖街道から久多の里に入って佐々里峠を越えれば静かなサイクリングを楽しめるはずだ。
美山からは走りやすいルートを選んで帰ればいいだろうか。



久多の里にて。


能見峠。久多の里から意外に登らされる。


佐々里峠の石室。2年前の冬は雪に埋もれていた。


美山かやぶきの里。あとは国道を目指して帰るだけだ。


7時すぎに起きて8時前に出発。前日ルートラボでルートを引くと距離は170km強。トラブルがなければ明るいうちに帰って来れるだろう。
早くも混み始めていた京都市内をすり抜けながら国道367号にスイッチ、大原方面へ。
何度も走り慣れている道のはずなのだが、今日はペダルが重い。GW前半の疲れが抜けきっていないのだろうか。
大原のファミリーマートでカップラーメンを補給して峠越えへ。途中レーシングチームのジャージを着込んだ4名組に抜かれる。途中峠の9%の登りもあっさり登っていったのを見ると敵う相手ではなさそう、早々とマイペースを決め込む。
いつの間にか無料化されていた途中トンネルを一旦下って花折峠の登り。サミットに近づくと決まってスピードが落ちるのは体力の配分に工夫の余地があるからだろうか。
花折峠から久多に向かう県道の分岐までは下り基調の快適な道。武奈ヶ岳の登山口である坊村の駐車場が登山客と思しきクルマで賑わっている。
向かい風をやりすごせば県道の分岐へはもうすぐ。安曇川を渡って突然始まる急坂に苦笑い。
久多の集落を過ぎて能見峠までは辛抱の登り。峠に上ると突然展望が開ける。
一旦下って京都市内でもスキー場のある広河原。まだ桜の花が見頃といってもいいくらい。ここから佐々里峠へは3.5km程度の登り。先ほどの能見峠に比べると勾配も緩くて楽ではある。
佐々里峠から美山かやぶきの里までは概ね下り基調の快適な道。ペダルのクリートの調整も兼ねて一服する。
休憩していると初老のサイクリストに話しかけられる。初対面なのに波長が合ったように感じられ話し込んでしまう。67歳、山登りのトレーニングを兼ねて亀岡から美山に来られたとのこと。
僕「年齢を重ねても自転車に乗って峠を目指すことを凄いと思います」
初老の人「継続は宝だから、決して途中でやめてしまわないように」。今の自分に当てはまる、含蓄の深い言葉をいただく。
美山から国道162号線。九鬼ヶ坂は京都側からだと1km弱のかわいい登り。しばらく行くと大野ダムへの分岐。ここから国道27号線までは概ね下り。大野ダム沿いの穏やかな川面を望みながら快適に流す。
国道27号に出てからはメインのルートをゴールに向けて詰めるのみ。途中京丹波の道の駅にあるマクドナルドでハンバーガー×4を栄養補給。渋滞で混み始める国道を黙々と流しつつ最後の峠である老ノ坂峠を無事やり過ごして16時前には自宅へ。
明るいうちに戻れてひと安心である。

データ

走行距離

176.4km

走行時間

6時間35分*1

平均速度

26.7km/h*2

最高速度

62.3km/h

累積標高

2,103m

GPSログ

  • 京都市内から反時計回りに周回しました。

*1:休憩時間は除く

*2:休憩時間は除く