京都北山 芹生峠-花脊峠-百井峠-百井川-花折峠チャリトレ(自転車)

7月1日(日)は、京都北山の峠道を自転車で走ってみました。
急坂の峠越えあり、チャリを担いでの徒渉あり。思いのほか濃い一日でした。

GPSログ(クリックで拡大)

ルート全体

20070701芹生峠・花脊峠・百井峠・花折峠チャリトレ

  • 貴船から芹生峠、花脊峠、百井峠を越えて百井川を徒渉、最後は花折峠(旧道)を越えて帰りました。
  • 登山道とダートの続いた百井川(図面右上の赤く囲った箇所)周辺は別に拡大図を用意してあります。
登山道区間のログ(拡大)

20070701芹生峠・花脊峠・百井峠・花折峠チャリトレ百井川拡大図面

  • 百井川周辺のトレイルが思いのほか濃かったのでログを拡大してみました。
  • 百井川に架かる橋を見つけることはできず、浅い箇所を選んで徒渉しました。
  • 徒渉を終えてから国道367号線までは、草むした林道を快適に走ることができました。

報告と所感

2007年7月1日(日)

P7010295
京福電鉄貴船口駅

P7010296
貴船神社

P7010300
芹生峠。

P7010303
花脊峠。

P7010309
百井峠。道標はひかえめ。

P7010310
杉林の中を快適に走る。

P7010312
林道の開通していない区間(大見・尾越方面)へ進む。

P7010313
舗装が途切れると廃道=登山道ムードに。

P7010317
落ち葉踏みしめる道。だが快適な区間は長くは続かない。

P7010321
歩くたびに不気味にきしむ木橋。自転車は右腕に持って通過した。

P7010324
難所を越えたと思ったら倒木が邪魔をする。

P7010325
皆子谷出合。ここから川面に降り立つ。

P7010330
百井川を徒渉した。

P7010333
泥の斜面を詰めて草むした林道へ。

P7010335
花折峠旧道。雨足が強くなってきた。

P7010340
花折峠旧道の京都側。全線舗装されており快適だった。

P7010343
東山沿いに京都市内を南下する。

  • 9:25 自宅
    • もたもたしていたらいつの間にかこんな時間になってしまった。今日も懲りずに北山に向かう。
    • 峠をいくつも越えるならば腹ごしらえをしっかりしておかねば。コンビニで菓子を仕入れ某大衆中華料理店で餃子をいただいておく。
  • 11:30 京福電鉄 貴船口駅
    • バスと自動車がすれ違いに難渋してなかなか進まない。夏のシーズンにこのあたりを通るのはどうやら避けた方がよさそうだ。
  • 12:19 芹生峠
    • この時期の貴船は川床料理を楽しむ観光客で賑わっている。貴船神社を過ぎるとぐっと交通量が減る。
    • 越えようとしている芹生峠は、すぐそばにある花脊峠より標高は低い(花脊峠:750m、芹生峠:680m)が、しんどさはこちらの方が上。距離が短い分勾配が急。高度計とにらめっこしながら「あともう少しで着く」ことだけを励みに黙々と登る。
    • 先日とは逆の方向で芹生峠に到着。噂通り手強かった。
  • 12:40 上黒田
    • 峠から国道分岐の上黒田集落まで一気に下りたいところだが少しだけアップダウンがある。
  • 13:00-13:10 大布施
    • 美山町と花脊峠の分岐にあたる集落。1軒ある食品店でカップめんの昼食をとる。
    • 容器に注いだお湯を切っていると雨が降り始めた。さらに北にある美山町に足を伸ばせればと考えていたがそういう天候でもなさそうだ。無理せず早く帰れる花脊峠方面へ進む。
  • 13:51-13:55 花脊峠
    • 北側から登る花脊峠は、終始平均した勾配が続いているためかそれほど無理せずに登れてしまった。弱音を吐きたくなりそうな急坂が出てくる鞍馬側とはまた違った印象。
  • 14:04 百井別れ
    • ここから今日3本目の峠「百井峠」を前回とは逆の方向で越えることにする。
    • コンクリートで頼りなげに舗装された区間が2箇所、ここが核心。短いが泣きを入れたくなりそうな急坂。チャリから降りたくない一心でジグを切りながら必死でもがく。勾配のきつさだけなら先ほど越えた芹生峠をはるかに上回る。
  • 14:16 百井峠
    • 峠にはなにもない。ひかえめな標識がぽつんと。
  • 14:30 百井集落分岐
    • このまま帰ってしまうのも勿体ないので車道のない登山道を訪ねてみることにする。百井川沿いに走るルートなら、昨年9月に皆子山を登ったときに通ったこともあるし、ちょうどよいだろう。
    • 大見集落への分岐までは快適な舗装道。百井川沿いに別れ釣堀の施設を過ぎると突然道路は途切れ登山道状態に。
    • せいぜい車の通れる砂利道だろうと高をくくっていたが、そういうわけでもなさそうだ。
    • チャリを担いで腐った木橋を渡り、立ち塞がる倒木を乗り越える。
    • 峠越えだけではなく山サイ*1も味わえるとは思わなかった。
  • 14:55 皆子谷出合
    • 国道に出る林道への分岐の標識がある。川面に降り立つが渡れるような足場もない。
  • 15:07 百井川を徒渉
    • もう少し下流に行けば皆子山の登山口の橋を使えるのだろうが、増水気味の川を自転車を担いで下るのも躊躇われ思いきって対岸に徒渉。水はおおむねくるぶし上、最も深いところで膝の下まで水がつく程度。靴はすっかりびしょ濡れになってしまった。
    • 林道に乗り上げるまでの登山道は藪の中の泥斜面。未知のエリアで山サイするときは10mくらいのロープと登攀具が必要なのかな、と思ってしまった。*2
    • 一般車が通行止で通る車もないためだろうか、林道はすっかり草むしている。
  • 15:26 国道367号線に合流
    • いよいよ雨が強くなってきた。
  • 15:45 花折峠(旧道)
    • まだ時間もあるので旧道に立ち寄っておく。
    • 出入口にゲートがかかっており車では通れないが自転車は大丈夫。全線舗装されておりロードでも快適に登れるだろう。
  • 16:03 途中峠
    • 今日はトンネルは通らず、一旦集落に下って途中峠を越えることにする。
  • 16:35 京都市
    • 雨はあがったようだ。東山沿いの社寺を冷やかしながら南下する。
  • 18:20 自宅
    • 今日も走行距離が120kmに届かなかった。今度はしっかり走ってみることにしよう。

データ

ルート
京都市内 - 貴船 - 芹生峠 - 花脊峠 - 百井峠 - 百井川(徒渉) - 花折峠旧道 - 途中峠 - 京都市
走行距離
116.2km
実走行時間
6時間30分
移動時間の平均速度
17.9km/h
累積標高
1,656m

*1:自転車で登山道をトレースすることを山岳サイクリング=山サイ、と呼ぶそうです。

*2:自転車を担ぎながら登れない斜面に出くわしたときなど、空身で登ったあと自転車をロープで引き上げる、という場面もあるのかもしれません。