岳人 2006年6月号
「ひとりでいく山旅」を特集。クロニクルを始め今号は見所が多い。
連載 30の質問 若林岩雄
日本を代表する雪稜登攀と沢登りの社会人山岳会「わらじの仲間」元代表のインタビュー。
−山岳会の果たす役割とは。
伝統技術・芸能がそうであるように、人を育て、手間ひまのかかることをきちんと伝承して行くには母体が必要で、登山の世界でいえば技術や経験を蓄積し、継承していく役割を担えるのは今のところ山岳会しかない。そこで大切になってくるのは、ギブ・アンド・テイクの原則、つまり教えてもらった人は必ず次の人に教え返していくことでしょう。…人間は狼に育てられたら狼になってしまうような存在。放っておいて育つものでは決してない。
連載◎30の質問:若林岩雄(13頁)
ひとりでいく山旅 深谷明
奥利根の冬季単独長期縦走など渋い記録をこつこつ打ち立てている33歳の単独登山者のインタビュー。いくつか引用。
−究極の安全対策とは。
謙虚になって、真面目に山に取り組むことです。
ひとりでいく山旅◎INTERVIEW:深谷明(31頁)
毎回、怖いし、やめたくなる、逃げたくなる気持ちはすごいあるんですけど、それでも、勇気を出して山に行っているから思い入れがある山登りができて楽しいんです。
ひとりでいく山旅◎INTERVIEW:深谷明(31頁)
私のひとり歩きノート〜渕上麻衣子
会報『わらじ』を読み込んでいて、パワフルな女性がいらっしゃると興味を持っていた。プロフィールなどを読んで納得。