お伊勢参りブルベ - BRM220中部300km


自転車でお伊勢に参ろう。
2月20日(土)は、自転車の長距離サイクリングのイベント「ブルベ」に出てきました。

記録


一宮市の光明池公園を8時にスタート。

チェックポイントで。今回はヘッドライトを2灯化。

伊勢の内宮。ここから折り返し。奥は宇治橋。最近新しく架けかえられた模様。

なんとか無事に完走。周りに刺激を受けながらの高速ブルベでした。

ゆき(一宮〜伊勢神宮)
  • 1月23日にブルベに初めて参加、200kmを無事走ることができた。次は少し距離を伸ばして300kmにチャレンジ。
  • 今回のブルベは「オダックス中部」の主催。スタートは岐阜県一宮市。前夜に自宅を出て東海北陸道の川島パーキングエリアで車中泊。
  • 受付を済ませてエントリーナンバーと氏名の記されたステッカーを受け取る。そのうち2枚をフレーム、ヘルメットに貼っておく。
  • 7時40分からコースの説明。ほぼ50kmの等間隔、途中5つ設けられたPC(通過チェック)のうち、人がいるのは第1、第3。第2、第4、第5はコンビニのレシートで通過をチェックするとのこと。
  • 8時スタート。出走者は100名足らずか。約3kmは光明池公園のサイクリングロードをウオーミングアップアップがてら往復。集団がばらけ始めたところで川沿いの公道へ散らばっていく。
  • 木曽川沿いをしばらく走って、いなべ市方面へ。ここから少し登りが入る。
  • スタートから50km走ったPC1(いなべ)で、前回のブルベでお会いしたFさんに会う。スタートが遅れていた様子だったが「もう追いついてこられたのですか」。ここから行程をご一緒することに。
  • PC2(嬉野)までは何も考えずに国道306沿いに走るだけ。道も適度なアップダウンがあって快調に進む。
  • 松阪市の旧市街を通って、クルマの多い県道を一気に走って伊勢へ。10kmは続こうかという平坦なストレート。40km/h近いスピードで巡航する青年に引っ張られる。僕もFさんも、勝ち負けを意識しているわけでは決してないのだが。
  • 折り返し地点のPC3(伊勢)には昼下がりの14時過ぎに到着。追い風が吹いていたこと、おおむね平坦なコースであったこと、ペアで走って先頭を交代しながら体力を節約できたこと、そしてイベントの緊張感も手伝ってだろうか、150kmを平均速度29.1km/hで走り抜けた。
  • さて折り返し後半、覆いかぶさるであろう疲労と暗闇をうまくやりすごせるだろうか。
かえり(伊勢神宮〜一宮)
  • 伊勢神宮の「宇治橋」を記念撮影して後半へ。PC4(嬉野)で200km超え。これまでのジュースとゼリーに加えてサンドイッチと菓子パンを補給。
  • 200kmを過ぎるとしんどさというより、けだるさが緩慢に忍び寄ってくる。意識が朦朧としているわけではないのだが、注意力が散漫になっているのがわかる。事故はこういう場面で起こるのだろうか。Fさんにも「目がちょっとイッてますよ」と指摘を受ける。緩い向かい風のなか前に出る気力が前半ほど盛り上がらず、Fさんに先頭を引いてもらう時間が長くなる。
  • PC4を出てしばらくして日没。頭にヘッドランプをつけていなかったため計器類の情報が見にくい。
  • PC5(いなべ)に着いたときはすっかり暗い。光量が不足気味のヘッドライトの電池を交換。ヘッドランプもあわせて装着する。
  • PC5を過ぎて小さな登りを越えるとあとは川沿いを用心深く走るだけ。GPSで現在位置を確かめながら入るポイントを見定めつつ、もときたルートを忠実にトレースする。
  • しかし平坦な道でも向かい風だとスピードは一気に落ちる。軽めの50x21T、時には50x24Tで回しつつ後からやってきた人たちにもがくようについていくのがやっと。
  • それにしても先頭を引く人の速いこと。300km近く走っているのに30km/h巡航なんて、自分ひとりではちょっと無理だ。
  • 「そういえば、行きしに通ったな」朝通った道を思い出したところで、21時過ぎにゴールの光明池公園に到着。走行距離302km。
  • 300kmを15時間以内で走れればいいと考えていたが、無事にクリア。途中脚に違和感を訴えておられたFさんも同着でクリア。
  • ゴールを申告したあと、スタッフの方にお菓子をいただく。チョコパイの甘さが全身にしみわたる。
  • 予定より早く終われたおかげで、高速道路に飛び乗ってその日のうちに自宅に到着。ぐっすり眠れました。

まとめ

  • これまで使っていたタイツだと腰に風が忍び込んで寒い思いをしてきたので、思い切って新しいタイツ(アソス製)を張り込んだ。締め付けが弱いわけでも強いわけでもなく全身が包み込まれるよう。普段着でも使えてしまいそう。
  • 今回、GPSをハンドルにマウントして走ってみた。立ち止まらず位置を確認できるのは非常に心強い。振動で揺れるのが気になるが走るのが数倍楽しくなりそうな予感。*1
  • すっかり消耗して扁平になったタイヤ。交換しようか迷いつつもう一仕事してもらったが、最後まで持ちこたえてくれた。もう少し走ってキリのいい数字に合わせたところで前後とも交換することにしよう。
  • このブルベには自転車の元プロ選手・三船雅彦さん*2が参加されていて、PC5で少しだけお話をさせていただいた。*3
    • 前日に大阪から岐阜まで180kmを自転車で自走して300kmブルベに参加、しかも体調を壊して食べ物を受け付けないなかを押しての参加、だったそうです。
    • 三船雅彦さんのブログを読んでいると、昨年8月に1300kmを自転車で110時間以内に走るという超ロングライドイベント「さんいん1300」に参加、完走されている模様。
    • レポートももちろん、ロングライドに必要な装備をまとめた記事などは、自転車で長距離を志す人の間でもっと知られていいのでは。

ルート図(クリックで拡大)


詳細なルートは「2010 BRM220中部300km(2/18ver) - ルートラボ - LatLongLab」参照。

データ

走行距離
302.3km
走行時間
11時間05分*4
平均速度
27.2km/h
最高速度
51.8km/h
累積標高
2,335m*5

*1:Amazon.co.jp: GARMIN(ガーミン) ハンドルバーマウントブラケット用大口径アダプター(全機種対応) 1049600 【日本正規品】: スポーツ&アウトドア」をハンドルに取り付けた。eTrexのカラー液晶のシリーズは商品にアダプターがついているようです。

*2:サイトは「www.masahikomifune.com」。ブログは「Massa’s Eye」。2月20日の様子は「ブルベ伊勢300km&ライディングスクールのレポート - Massa’s Eye」で報告されています。

*3:そのときは、三船雅彦さんがどのような人かも知らずに話しかけていました…。家に戻って、部屋にあった「CYCLE SPORTS」2010年2月号の特集を読んで「あ、この人は!」と気づく始末…

*4:休憩込み:13時間05分

*5:計器の故障?実際はこの2分の1程度か。