飛騨 猫岳第三尾根(山スキー)

2月の連休の2日目。
去年の12月にスキー始めした猫岳にルートを変えて行ってみました。うわさに違わずすばらしい粉雪を味わうことができました。
メンバーはhatayasan・NM・NTの3名。

コースタイムと記録など

  • 7:30 駐車場
    • 国道の取り付きは橋の手前のパーキングでわかりやすい。
    • 気温マイナス6度。昨日の山行とはひと味違う予感。犬連れの先行パーティがいるが先に行かせていただく。
    • 牧場の有刺鉄線を3箇所ほど乗り越えるが、雪があればそれほど問題にはならないだろう。
  • 9:45 夫婦松駐車場
    • 夫婦松駐車場で乗鞍スカイラインに合流。屋根のあるトイレで少しだけ休憩をとる。GPSの電池が消耗していたことに気づき予備の電池に交換する。前日9時間程度、この日で2時間強しか使っていないが低温だと電圧の低下が激しいようだ。
    • 標高2400の森林限界までは緩やかな登り。コンパスの方位を合わせて結果的には確実なルート取りで進む。
  • 12:15 森林限界(2450m)
    • 森林限界の手前で最後の休憩。
    • 新しいトレースがあり、ありがたく利用させていただく。ラッセルも大分楽になる。
  • 13:23 猫岳山頂
    • 森林限界からは吹雪で視界なくひたすら寒い。大崩山のピーク付近を通過、GPSと地図とコンパスを取り出して進むべき方向を何度も確認する。NTさんの慎重な読図が頼もしい。
    • 山頂まで20m残して撤退した山スキー4人組とすれ違う。
    • どうやら、この日猫岳の山頂まで届いたのは僕たちだけだったようだ。
    • 山頂をGPSで確認して足早に下山。反対側の谷に迷い込むまいと注意しつつ何とか往路のトレースに合流。森林限界の下でシールを外し尾根を滑り込む。標高が高いだけあってすばらしい深雪だ。下手でも滑れる気持ちに錯覚させてくれるのが嬉しい。
  • 15:45 夫婦松駐車場
    • スカイラインのショートカットはもう少し工夫の余地があった(スカイラインを通らずに尾根伝いに降りられなかった)がまあいいか。最後の第三尾根はすばらしい緩斜面のパウダー。夫婦松まででも十分に楽しめそう。
  • 17:00 駐車場
    • 装備を片づけていたところ、「野人が遊ぶ」の管理人の方に声をかけていただき驚く。そういえば1年前の奥美濃の山スキーで顔を偶然合わせて以来、何度か山でニアミスしていた。世間って狭いですホント。

GPSログ


猫岳第三尾根のGPSログ。クリックで拡大します。

言い訳や反省など

  • デジカメがまたもや低温で死んでしまった。PENTAXのOptio43WR。8月に修理に出して以来氷点下以下の場所ではめっきり弱くなったゾ。まあ2年間沢登りや山スキーに酷使していることを考えるとへたっても不思議ではないか。
  • GPSを使い始めて2度目にして、視界不良で吹雪の中ルートを取るというシビアな状況を体験できた。過酷な条件で必要な情報を確実かつ素早く取得する方法については、もっと工夫の余地がありそうだ。