ブクマに放り込む3つの動機〜自戒を込めて

はてブのコメント欄に「後で読む」タグを露骨につけるのは抵抗があるのだが、振り返れば自分とて必ずしもエントリのすべてに目を通した後でブクマしているわけでもないことに気づいた。
では、自分がブクマするのはどのような動機からなのだろうか。

1. サービスに期待するとき

「このサイトからどんな新しいサービスを体験できるのだろう。」
まだサイト全体を知っているわけではないけど、期待値を含めたブクマ。
最近リリースされたGoogle NotebookとかGoogle TrendsGoogle Calendar、そのまとめサイトなどはそういった理由でブクマしてある。
クリックするたびにドキドキできるブクマと言ってよいかもしれない。

2. エントリに納得するとき

一読して「これ、面白い」。
内容にひととおり目を通してみて、琴線に触れたエントリ、衝撃を受けたエントリ、ネタとして取っておきたいと感じたエントリ。メモしておきたい衝動に駆られたエントリ。
気になったフレーズは引用してコメント欄に貼っておく。
自分のはてブの履歴として残していきたいブクマ。

3. 空気に流されるとき

被ブクマ数を見て飛び抜けた人気エントリーだった場合、自分で価値の判断を下す前に「これは目を通しておかないといけないかな」と急き立てられるようにブクマすることがある。最近の例でいうと1000人以上にブクマされた「KANOU.JP: 良質な教科書系ウェブサイト集」とか400人以上の目を惹いた「初心者のための記号論:目次 」とか。ブクマしたはいいが、後から参照する動機もなく肥やしと化している。
前の二つの例に比べると、見せかけは立派だが(自分自身の)心のこもっていないブクマになるのだろうか。

惰性でブクマするということ

このようなことを書き留めておこうと思ったのは、id:ululunさんやはてブニュースの人のエントリを読んで自分にも「空気に流されて惰性でブックマークしている」と思い当たるところがあったからだ。

ある程度の数以上のブックマークは所謂1get系アルファブロガーや10get以内のアーリーアダプターのような人ばかりではなく「なんだか良くわからないけれど、これはクリップしといたほうが良いのかもしれない」という、エントリの内容を吟味しない、出来ないで?Bする人が増える傾向がある
煩悩是道場 - ブログを斜めに読むという事

時々ホッテントリで「なんだってこのサイトがホッテントリになるんだ?」と理解出来ないものがあるのだけれど、あれは半分くらいは「オレはこの話題を理解した、あるいは興味を持ったからブックマークしんだぜ」っていうメタメッセージになっているような、気がする。気がするだけで実は違うのかもしれないけれど「何となく流行ってるからノっておけ」みたいな空気感があるんじゃないか
煩悩是道場 - 「ルサンチマン」が苦手

人気エントリーを11番目以降にブックマークし、かつ、人気エントリー以外をあまりブックマークしていないユーザーは、暇人なんじゃ無いかと思います。
はてなブックマーカーランキングからわかること - Ceekz Logs

いまさらながら「漫然とはてブしていてもあなた自身の得るものは少ないですよ」と諭されているような気がしている。

自分のほしい情報にどうやってありつくか

能動的に情報源を探し出して加工してしまうこと。ブクマの質を上げるにあたって、このような手段も考えられると思ったのだが、どうだろうか。

  • 注目のエントリーはあくまで情報収集のヒントまでの位置づけにとどめる。
  • 関心のある話題を高い精度で追いかけているお気に入りユーザを見つける。
  • 情報を絞り込むためにお気に入りユーザの特定のタグのRSSを購読する。