飯山から斑尾高原、野尻湖


ひとりじゃないから、走っていける。
4月30日は、自転車で北信州を走りました。

記録

4月29日の白山一周ライドを終えて、30日をどう過ごそうかぼんやり考えていた。
そのまま京都に帰る手もあるが面白くない。夏ごろには高速1000円が廃止されるという話もあるし、動ける時期に動いておくのが後悔のない休日の過ごし方だろう。
金沢西から北陸道を富山方面に乗って、しばらく走った小矢部川SAで車中泊。翌朝、上信越道の豊田飯山ICを降りて飯山市に向かう。


飯山市の国道117号線沿いの道の駅「花の駅千曲川」にクルマを停めて行程を思案。長野周辺の降水確率は40%。昨日十分に遊んだことだし自転車は早目に切り上げて温泉に入ってしまうのがいいだろう。
半日目安で帰ってこれるルートを地図で追っていると、飯山から斑尾高原、野尻湖へ周回するラインを思いつく。それで行こう。


残雪の森をロードバイクで走る。この時期限定のお楽しみ。


野尻湖への下り。向こうに見えるのは妙高山


野尻湖の湖畔にて。


道の駅を9時すぎにスタート。飯山線の踏切を越えて斑尾高原の入口交差点にあるローソンでカップラーメンを補給。ここから10km、標高差600mの登り。前日に脚は使い果たしているのでスピードは二の次、足を途中で着かないことだけを目標に気を静めることにする。
いきなり始まる登坂車線ありの10%勾配は覚悟を問うに十分なもの。早めにインナーローの一歩手前の34Tx24Tまで下げて脚に負担をかけないことだけを心がける。途中で勾配が緩んでくれるのをちょっとした息抜きと考えるくらいでちょうどいい。
飯山の市街から斑尾高原に登る県道は表ルートとみなされているのか、道幅も広い代わりにそこそこ交通量もある。
ホテルや民宿の看板が立ち上ってくれば高原は近い。屋根のあるバス停で休憩して地図と携帯を開いて天気予報とルートを確認。微妙な空模様ではあるが本降りになるほどでもないと判断、当初の予定通り野尻湖に足を伸ばす。
ここからは野尻湖までほぼ下り基調。斑尾高原スキー場、タングラムをかすめて残雪の森を爽快に走る。こちらのルートは飯山方面のルートほど使われていないのか、交通量も少なく終始快適に走れる。
野尻湖は雪こそないがまだ早い春といった雰囲気。黒姫山、飯綱山といった北信の山が優しく迎えてくれる。
野尻湖からは緩いアップダウンを繰り返して豊田飯山ICへ。ここまで来れば、あとは飯山市街に向けて下るだけ。
50km強走って13時前に道の駅にゴール。ちょうど雨脚が強まり始めるところだった。

走り終えたあとで


栄村の「チャリT」。色やデザインの由来は「りんりん太郎の自転車な日々:チャリ「T」その2」に。
おおぞら自転車クラブ」のサイトから購入することができます。


こんな感じでステッカー貼りました。


ロードバイクに乗り始めた2009年、飯山・志賀高原周辺を自転車で走ったとき「おおぞら自転車クラブ」の人たちと知り合った。
4月29日に白山を自転車で一周*1、翌日は信州に向かいたい旨*2Twitterでつぶやいていると、とんとん拍子に話が進んで2年ぶりに会うことに。
お会いしたのはakkoさん2009年9月の「秘境ライド」だけでなく、その2週間後訪ねた志賀高原の渋峠でもサポートいただいた、栄村にお住まいの方だ。
いうまでもなく、長野県の栄村はこの3月12日に発生した大地震で大きな被害を受けて、村そのものがようやく復興への道につこうかという状態*3akkoさんからは、避難所の中の様子や復興の状況の話を聞かせていただくことができた。
「とにかく、無事でよかったですね。」
あわせて、栄村を応援するTシャツを作っているというクラブ代表の自宅をこの機会にakkoさんと訪ねて、気になっていた「チャリT」を購入。
「今年は家族も連れて、信州をじっくり訪ねたいですね。」
そんな話をしつつ二人と別れて、お楽しみの野沢温泉「十王堂の湯」に入湯、サンパスタ改めマシュマロ専門店やわはだを冷やかして、その日のうちに高速道路で帰宅。
人のつながりを感じることのできた、2011年のゴールデンウイーク前半でした。

データ

走行距離

51.7km

平均速度

18.5km/h*4

累積標高

1,175m

GPSログ