清里から赤岳へ (真教寺尾根を往復)
久しぶりの山登りです。
気になっていた場所のそばへ。
8月8日(日)は、清里から八ヶ岳の「赤岳」に登りました。
美し森の駐車場にテントを張って、朝3時に起きて4時に出発。
今回は「真教寺尾根」を伝って赤岳を目指します。もうすぐ夜明け。
朝の冷気が厳かに感じられるひととき。
今日も富士山は賑わっているのでしょうか。
真教寺尾根の中間にある「牛首山」を過ぎると、ようやく「天狗尾根」が左側から立ち上がってきました。
真教寺尾根の上部にはいくつかの鎖場があります。
3人で登り始めたのですが、途中で雨が降り出したため無理はせず2人で山頂を目指すことにしました。
鳥さんに出会いました。
赤岳の山頂付近から、天狗尾根の「大天狗」「小天狗」を見下ろしたところ。
今回は、昨年冬にここで帰らぬ人となった友人を偲ぶためにやってきたのです。
混雑する赤岳の山頂を踏んだあと、見通しのよい場所を探しました。
静かな場所でした。天狗尾根に向けて、生前彼が好物にしていた駄菓子と日本酒をお供えしました。
駄菓子や酒に関しては一家言あった彼のこと。きっと「こんなんじゃ物足りない」と文句を垂れているかもしれませんが…。
しばし黙祷を捧げたあと、酒瓶の封を開けて、
彼が召された場所に向けて酒を注ぎました。
泉下の彼がどのように思っているか知ることはかないませんが、これでようやく一区切りつけることができたのかもしれません。
また、いつか必ず来るよ。