紅葉の峠を走ろう - ツール・ド・あいち・2009 グランフォンド伊吹山一周
そろそろ紅葉の季節ですよ。
10月25日(日)は、伊吹山の周りの峠を自転車で巡りました。
この日曜日は、伊吹山を自転車で一周するサイクルイベントに参加することにしました。
主催は愛知県サイクリング協会。
「ツール・ド・あいち」と銘打った中部地方を自転車で走るサイクルイベントのシリーズで、伊吹山は今年4回目の開催とのこと。
朝4時に起きて名神高速を走って6時過ぎに集合場所の関ヶ原町役場に到着。
6時半から受付開始。この日は114名のサイクリストが集まったそうです。
受付を済ませると、鈴をいただきました。
コース上の峠で熊と思われる獣が出没する恐れがあるので、魔除けにとのこと。
ルートの説明をひととおり聞いて、8時05分に関ヶ原町役場の駐車場をスタートです。
(画像はクリックで拡大します)
出発して2kmも走らないうちに「岩手峠」への登り。
いきなり立ちはだかる12%の急坂。心の準備はおろか、カラダが温まっているはずもありません。
初っ端から顔をしかめながらのペダリング。
先週飲み会に顔を出して焼肉をがっつり食べてしまったこと、朝食にすき家のメガカレーを食べてきたことが思い出されます。こんなんだったら先週しっかりトレーニングしておくんだった。
息も絶え絶え、数え切れないほど抜かれまくって峠に着く頃にはもう涙目。最初の峠でボキッとやられてしまいました。
岩手峠の下りは砂利混じりの荒れた道。ブレーキを握りながら慎重に減速、下りでもスピードは伸びません。
林道を抜けて川沿いに出てからは下り基調の道を快適に下って揖斐高原への登りへ。長者越えを登り終えたあと一旦軽い下りを挟んだ緩やかな登り。下りは完全2車線で40-50km巡航できる快適な道。
国道303号線に出て、コースの半ばの47km地点で道の駅「さかうち」。ここでスポーツドリンクを行動食を補給。休めるポイントはここか鳥越峠くらいなので、しっかり休憩。
10分程度脚を休めたあとはいよいよ鳥越峠へ。7-8%の勾配が10km強続く、この日の核心。時折現れる急勾配は忍の一文字で通過。前半は同じペースで走る人をペースメーカーに、後半は峠の遠望を励みに黙々と登るのみ。
鳥越峠。タイムを記録して、バナナとミネラルウォーターをいただきました。
鳥越峠の北側を振り返ったところ。この道を登ってきました。
標高1015mの紅葉。いい具合に色づいてきているようです。
あとはゴールに向けて下るのみ、と思っていたのですが、甘かった。
鳥越峠から10kmはペダルを踏まずに惰性で下るものの、伊吹山麓の国道365号線から関ヶ原まで待ち構えていた直線の緩いアップダウン。
出発直後ならアウターで楽勝の坂道でも、インナーに落として息を切らせないと登れません。最後の最後で地味に苦しめられます。
あと数km走ればサイクルコンピュータの数字が100kmに届く。最後はそれだけを励みにゴールの関ヶ原町役場へ。12時55分、走った距離は97.62km。
ゴール後は感想文を書いて、お菓子をいただいて解散へ。
「岩手峠」や「揖斐高原」「鳥越峠」。土地勘の全くない自分でも、迷いやすいポイントに整備された標識のおかげで安心して走ることができました。
濃い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
そのあと
それなりに標高差を登ったとはいえ、今日の走行距離は100km未満。しかも時間はまだ13時過ぎ。日が沈むまでは、あと4時間。
どうしようか。思案しつつ、秘かに気になっていた濃尾平野の河口にクルマを走らせることにしました。
データ
- 走行距離
- 97.6km
- 走行時間
- 4時間30分
- 最高速度
- 63.4km/h
- 平均速度
- 21.6km/h
- 累積標高
- 2,220m