これから始まる春の山 - 東北 姥沢から月山
白い山に登りに行こう。
分厚い雪の残る山へ。
5月5日(月)は、東北の月山に出かけてみました。
記録など
2009年5月4日(月)
5月4日の行動を終えて次の日の転進先を考える。
せっかくここまで来たのだから、東北ならではの場所を訪ねてみよう。
行先を山形の「月山」に定めて北上。最寄の「道の駅西川」で仮眠する。
2009年5月5日(火)
月山のスキー場は4月から営業を始める。
早朝だと車も少ない。
リフトの動く前に登り始めることにする。
まだ朝だと雪も硬い。
朝日連峰の山々。彼方に見えるのは「大朝日岳」。
ゲレンデのトップからは緩やかなカールを横断する。
姥ヶ岳。今回は稜線はたどらずカールを歩いた。
山頂から鳥海山。
大朝日岳。こんな端正な山が東北にあったとは。
東面のなだらかな斜面。
展望をゆっくり楽しんで帰るとしよう。
帰ってしまうのが名残惜しかった。
4時半に起床。標高1160mの「姥沢(うばさわ)」駐車場まで車を走らせる。入口で協力金1000円を払って駐車。早朝だと問題なく停めることができた。
準備をして6時前にスタート。リフトが動くのはもう少し先のようで、外には誰もいない。
月山には5年前の同じ時期にも訪ねたことがある。このときは病み上がりだったのでスキーは使わずツボ足、稜線伝いに忠実に歩いた。今日は快晴でスキーを履いているのでカールに降りて登り返しの少ないルートを取る。
早朝の雪はこの時期でもさすがに硬く標高1850m付近でスキーを担いでアイゼンに替える。
山頂でしばし休憩。大朝日岳の端正な山容、海に浮かぶような鳥海山の展望が素晴らしい。
なだらかな斜面の続く東面をどうしようか迷うが、早く下山してしまいたかったのでもと来た道を下り始める。
スキーを履いて滑り始めたところで二人のスキーヤーとすれ違う。お話を聞いているとお一人は二日前に白馬のエクストリームな急斜面を滑って東北を余興で流している方、もう一方は以前メールのやりとりを個人的にしたことのある方だった。
「そういえば、どこかでお名前や記録を拝見したことがありますね。」山の世間は思った以上に狭い。
ここからはカール沿いにスキーを走らせるのみ。稜線伝いに滑っていけばほどなく駐車場に置いてある車が見えた。
山を下りてからは温泉めぐり。
ドライブがてら朝日町の「りんご温泉(入浴料300円)」、南陽市の「赤湯温泉元湯(入浴料200円)」を訪ねる。東北の温泉は値段が良心的でありがたい。
南下するついでに喜多方市の「日中線記念館」を訪ねて懐かしい雰囲気に浸り、会津若松から磐越自動車道に乗る。新潟まで10km以上の渋滞につかまり90kmの距離を3時間半かけて移動。北陸自動車道からは2回ほど力尽きて自宅には翌朝4時過ぎに到着。
自宅に着いたもののたまった疲れでドアを開ける気力も起きず、駐車場で小一時間眠りこけてもうぐったり。
5月6日は地元近くの日帰り温泉で疲れを流す。長いようで短いゴールデンウイークが終わった。
コースタイム
- 5:53 姥沢駐車場(1160m)
- 8:23-8:40 月山頂上(1984m)
- 8:55-9:10 月山の斜面途中にて情報交換(1870m)
- 9:27 姥沢駐車場(1160m)
ルート
姥沢駐車場-月山頂上 を往復
メンバー
単独