白馬をしっかり望む山 - 白馬 小日向山
山にあいさつ、してきました。
静かな山のてっぺんで、心震える展望を。
2月28日(土)は、白馬の「小日向山」に行ってみました。
感想など
2009年2月27日(金)
今年は雪解けが例年の1ヶ月は早いらしい。
白馬を滑るには時期が少し早いかもしれないけど、様子を見に行ってもいいだろうか。
金曜の23時前に待ち合わせて夜の北陸道へ。同行するN君の献身的なドライブの甲斐あって、国道148号沿いの「道の駅小谷」には3時30分過ぎに到着。ひとまずここで車中泊とする。
2009年2月28日(土)
等高線を選びつつ、穏やかな樹林帯を登っていく。
時には立ち止まって、森のか細い声に耳を傾けよう。
山頂。今日はどうも自分たちの貸切のようだ。
ガスに煙る白馬鑓ヶ岳。晴れますように晴れますように。
唐松岳。今日はどの沢も白く輝いている。
頸城の山の展望もよかった。真っ白い山は「火打山」。
現れた白馬三山。左から鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。
陽も下がりつつあるようだ。名残惜しむように下ろう。
林道に合流。猿倉方面に延びるスノーモービルのトレースがあった。
車のある二股へ。気温は10度を越えている。
せっかく白馬に来たのだからと、八方尾根スキー場を冷やかす。ゲレンデトップの八方池山荘から見る五竜・鹿島槍方面。
6:30に目覚める。文句なしの快晴。いつもこの時期ならバリバリに凍る窓ガラスは水蒸気のまま。暖かい。
栂池からロープウェイを使って雪質のよいルートをたどるのも惹かれるが、麓から足を使って登る小日向山からなら、静かに白馬を眺めることができるだろうか。
車を八方へ走らせて二股の駐車場へ。出発は8:01。まずは猿倉方面に向けて歩き始める。
比較的傾斜の緩い「奥の滝の沢」を登るつもりでいたがいつの間にか通り過ぎてしまい軌道修正、少し北上したところから尾根に取り付く。登り始めの斜面はなかなか急。汗が噴き出して眼鏡も曇る。
かすかに樹氷をまとう樹林。スキーのシールに下駄がついて*1も苦にはならない。
やがて傾斜は緩くなってラッセルらしいラッセルもなく4時間弱で山頂に到着。正面には白馬三山。今日は頸城方面の眺めもすばらしい。
お菓子を食べて写真撮影会を開いたあとは滑降へ。北面を覗き込むが斜度が急な模様。無理はせず緩い斜面を選んで奥の滝の沢方面へ下る。尾根上は力を抜くこともできずへとへとに。樹林帯に入ってようやく落ち着く。
奥の滝の沢は1300m付近で沢が割れて水が出ている。これでは滑降ルートには使えないので北に進路を変更、緩い斜面を選んでいくと林道の枝線に合流。ほどなく猿倉林道に合流するとスノーモービルの跡が認められた。
トレースをたどって登山口の二股には14時過ぎに到着。今日は自分たちの貸切だった。
さて、晩ごはんにはまだ早い。せっかくここまで来たしもう少し楽しんでもいいだろうか。
着替えもそのままに八方の駐車場に移動、八方尾根のスキー場を一本滑って「ラッピー」でスキー用品を物色。夕食は大盛で最近はまりつつある「グリンデル」でしょうが焼き定食。腹を満たしたあとは「道の駅小谷」に再び移動して温泉へ。昨夜の疲れもあったのか、21:00にはおとなしく寝袋へ。
日曜日も晴れますように。
コースタイム
- 8:01 登山口(二股:830m)
- 8:35 林道から尾根へ乗り換え(910m)
- 9:48 1263ピーク付近(1263m)
- 11:46-12:30 小日向山(1907m)
- 13:43 猿倉林道に合流(1050m)
- 14:09 登山口(二股:830m)
メンバー
N君、hatayasan
*1:スキーの裏に貼ったシールに雪が塊状にまとわりつくこと。水分を含んだ雪に新雪がつくと起こりやすいのだろうか。