青森県 八甲田山の麓を訪ねる

9月14日(日)は、八甲田山の周辺を観光してみました。


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酸ヶ湯温泉の駐車場から八甲田山に取り付く。
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登りは「地獄湯ノ沢」を通ってみることに。強い硫黄の臭いがする。
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かつては湿原だった「仙人岱」。正面は「小岳」。
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「大岳」が八甲田山でいちばん高い山。
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山頂まであと少しというところで、ガスが張り出してきた。
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ガスの中の大岳山頂。寒いのですぐに下山の準備。
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大岳ヒュッテ。立派な避難小屋。
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山はひとあし早く秋。
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毛無岱を見下ろす。池塘がいくつか見える。
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きれいに整備された階段。
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登ってきた「大岳」は向かって右。
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駐車場は満車状態。手前が酸ヶ湯温泉、奥が酸ヶ湯温泉駐車場。どちらも洗面所完備で快眠できそう。
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八甲田雪中行軍遭難記念碑。『八甲田山死の彷徨』の一読者として。
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後藤房之助伍長。立ったまま仮死状態で発見された姿をそのまま銅像にしたとのこと。
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青森市の郊外にある「幸畑(こうばた)墓地」。遭難した隊員が祀られている。
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青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館」*1
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りんごの農園にもついでに。
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クルマで来ていたら、あふれるくらい持って帰れるのにね。


肌寒い朝。森の香りで目を覚ます。
6時50分、酸ヶ湯温泉の駐車場を出発。
今日はゆきに「地獄湯ノ沢」、帰りに「上毛無岱・下毛無岱」を周回してみる。
ロープウェイを使うルートに比べるとこちらは静か。笹の葉の朝露で袖を濡らす。地獄湯ノ沢に近づくと強い硫黄の臭いがする。
かつては湿原だった「仙人岱」を横切って8時55分、大岳山頂。ガスが出て展望もなく風が強いので9時には出発。
山頂からやや下ったところにある大岳ヒュッテ。無人だがきれいに整備されている。東北地方には立派なつくりをした避難小屋が多いようだが、こうした小屋を歩く山旅もおもしろそうだ。
毛無岱・下毛無岱はなだらかな湿原。今しがた登ってきた大岳がよく見える。
こちらのルートは整備されていて歩きやすいせいか、家族連れやツアーの方と大勢すれ違う。湿原の木道にはすれ違う箇所が随所に設けられているので、ストレスはない。
斜面も緩やかで歩きやすい八甲田山、残雪期は山スキーヤーでにぎわうのこと。時期を変えて訪ねたいところがまた増えた。
酸ヶ湯温泉駐車場には11時30分に戻る。景色を愛でながらのんびり歩いても午前中には帰ってこれた。
湯が酸っぱい「酸ヶ湯温泉」で汗を流し、近くにある一軒宿「猿倉温泉」で二度目の湯。
午後は『八甲田山死の彷徨』の一読者として寄っておきたかった場所へ。*2
まず八甲田山の北方にある雪中行軍遭難者銅像。最寄のパーキングエリアに併設された「鹿鳴庵」には部隊の遺品が飾られている。青森市の郊外、遭難者が祀られている山麓の幸畑(こうばた)地区にある墓地にも立ち寄る。
山麓の農園でりんごを見定めてレンタカーを返したあとは、青森駅近くの宿に泊まる。

*1:簡単な解説は「悲劇の行軍「八甲田山雪中行軍遭難資料館」【青森】 :日本珍スポット100景」あたりが参考になるかも。

*2:八甲田山死の彷徨』は1902年に冬の八甲田山中で210名中199名が遭難した事故を新田次郎が小説化したもの。事故の詳細はやはり「八甲田雪中行軍遭難事件 - Wikipedia」が詳しいか。地元の有志が作られたと思われる「八甲田山雪中行軍遭難事件サイト_トップページ」も。