星の寝台特急「日本海」に乗る

IMG_6736
星の寝台特急、乗りました。
IMG_6660
今日は大阪駅までやってきました。もちろん、始発の雰囲気を味わうため。
IMG_6673
大阪から青森まで、約1,000kmを17時間かけて。
IMG_6679
B寝台の車内はこんな感じ。
IMG_6686
B寝台は2段式。上段の様子。
IMG_6683
上段。寝相が多少悪くてもベルトが止めてくれるので心配は無用。
IMG_6698
上段から見たらこんな感じ。意外と広い。通路側を枕にして、窓側に足を向けるのが一般的。
IMG_6710
寝台使用中は禁煙。個室ではないので、貴重品は身につけて眠らなければなりません。
IMG_6716
乗客を待つ下段寝台。木曜夜発なのに、この日は上段に空きが少し残るくらいでほぼ満席。
IMG_6723
冷たい水を飲める冷水器。少し前までは新幹線にもついていましたが、いつの間にか見られなくなってしまいました。
IMG_6725
洗面所はリニューアルされていた模様。
IMG_6726
それでは、ちょっと車内探検へ。
IMG_6739
「日本海」には、開放式のA寝台車が連結されています。A寝台=グリーン車みたいな感じ。*1
IMG_6741
A寝台車の一角に設けられた喫煙スペース。時刻表を手繰りながら空想旅行。
IMG_6733
金沢駅。停車時間の合間を縫ってジュースを買いに走ろう。
IMG_6684
それでは、いい夢が見られますように。
IMG_6755
夜明け前、軽快な車輪の音で目を覚ます。列車は日本海沿いを走っているところ。
IMG_6769
5時40分、秋田。3分の1くらいの乗客が下車。
IMG_6762
流れる車窓を眺めながら朝を迎えるって、なんて贅沢なんだろう。
IMG_6773
懐かしい「センヌキ」。テーブルに備え付けられている「国鉄もの」。
IMG_6774
はしごに記された注意書き。
IMG_6778
青森駅には8時34分に到着。
IMG_6777
長躯1,000km客車を引っぱってきた電気機関車。おつかれさまでした。


9月11日(木)は、寝台特急「日本海」に乗ってみました。
ここ数年遠出するときは決まってクルマを使っていたのですが、関西から青森までの距離は最短距離でも約1,000km。
アプローチで楽をするために、鉄道を久しぶりに使ってみることにしました。


かつては「ブルートレイン」と呼ばれていた寝台特急も、ダイヤ改正のたびに先細りする一方。
この「日本海」も以前は2往復が走っていましたが、2008年3月のダイヤ改正で1往復に削減。
同改正で「なは」「あかつき」「銀河」も同時に廃止*2されて、大阪発の寝台列車は「日本海」を残すのみになってしまいました。*3


かつての国鉄の匂いを随所に残す寝台特急、日常の雰囲気をじっくり味わっておくなら、今が最後のチャンスなのかもしれません。

*1:「日本海」の開放式A寝台車の乗車記は、「特急「日本海2号」プルマン型開放式A寝台の乗客たち。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」に詳しいレポートがされている。

*2:このあたりの鉄道ファン的な考察は「「富士」「はやぶさ」「銀河」「なは」「あかつき」が廃止されるという記事 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」が詳しい。

*3:座席車両も混じった夜行列車なら「きたぐに」も大阪始発。