日本海から大山へ(自転車+ハイキング)
7月13日(日)は、日本海から大山の様子を見てきました。
報告と所感
2008年7月13日(日)
前夜は御来屋駅で車中泊。少しだけ下ったところにある「御来屋漁港」からスタート。
大山口駅。缶ジュースを飲んで心の準備。
昔はここが大山の玄関口だったようだ。ここから13kmの坂登り。
スタートしてから3時間半が経っていた。山頂はさすがに涼しい。
オフシーズンのスキー場。冬の大山に少しずつ興味がわいてきた。
一旦夜明け前に目覚めるも二度寝してしまい5時過ぎの起床。今日は日本海から大山を目指すことにする。
登りが始まる「大山口駅」から登山口の「大山寺(だいせんじ)」までは約13km、標高差750m。最近自転車にほとんど乗っていないのが気がかりではあるが、しんどくなれば押してしまえばいいだろう。
なけなしの軽量化対策として、一眼レフは車で留守番させてコンパクトデジカメをザックに忍ばせる。もっとも、800g浮かした代わりに180gのゼリーを土曜日より4つ多く持っていくことにしたので、ザックの差し引き重量はさして変わらない。
駅からやや下った「御来屋(みくりや)漁港」を5:44にスタート。写真を1枚撮って国道9号沿いに西へ移動、コンビニで焼きそば(デカ盛)1人前、モカロール1本(1,200kcal+700kcal=1,900kcal)、不安になって大山口駅でスポーツドリンクを500ml。スナック菓子を朝食にして昨日懲りたことを教訓に脂分は心持ち抑えておく。
大山口駅からはほぼ一本道。まだ陽が昇っていないのに汗がぼとぼとヘルメットから滴り落ちる。少しずつだが確実にきつくなる傾斜。慣れない坂登りに顔をゆがめつつ最後はジグザグを切りながら大山寺の駐車場へ。すでにハイカーの車で満車に近い状態。MTBは奥の茂みに隠しておく。
山頂までは最もメジャーな「夏山登山道」を選ぶ。階段状にきれいに整備されていて段差が高く戸惑うことも少々。早立ちして戻る人、これから登り始める人。さすがに百名山の一つだけあって休みの日は盛況のようである。
現在位置を示す標識*1が整備されているので精神的にはずいぶん楽。七合目からは展望も開け、大山の側壁や日本海方面も望めるようになる。最後は木道を歩いて弥山の山頂(1709m)へ。真の山頂は「剣ヶ峰(1729m)」だが、縦走路の崩落が激しく一般ルートとはされていないため今回は無理せず弥山まで。
さすがに山頂の風は涼しい。ザックに大量に詰め込んできたゼリーを吸いながら霞んだ雲の向こうにある日本海を見据える。お楽しみはこれからだ。
段差の高い登山道を慎重に下って駐車場に戻る。ひとまずこれで一区切り。
帰りの自転車区間はスタート地点に直接抜けることのできるルートを選択。北海道や信州のを思わせるのどかな牧場を一本道で爽快に突っ切る。
日本海が間近に迫ってきた。胸を高鳴らせつつ海沿いの旧道に入るも、地図を読まなかった罰か、港への道を間違えてしまい東へ行き過ぎてしまう。数分ロスして11:32に御来屋漁港へ。スタートから5時間48分が経っていた。
車を置いてある御来屋駅に戻り木造駅舎の雰囲気を味わった後は、すぐ近くにある「中山温泉館 ゆーゆー倶楽部NASPAL*2」で汗を流す。帰りは国道9号の流れに乗って暗くなる前に自宅へ。
これから
帰り道の途上、地元のサイクリストの方とお話させていただく機会があった。
大山を取り巻く山岳路約80kmを周回する「ツール・ド・大山」というルートが絶品とされているようで、適期は涼しくて梅雨入りする前の5月から6月とのこと。なんか、宿題をもらってしまったような気分である。
データ
- 距離:5.6km(徒歩)+45.0km(自転車)
- 累積標高:948m(徒歩)+843m(自転車)