「わかる」と話しかけるシチュエーションがあるとするならば

最近、「わかる」ということばを口にすることが増えているような気がしました。
実際どんな場面で使っているか、少しだけ思い出してみようと思います。

「わかる」を使いたくなるシチュエーション

  1. なだめる。受け流す。
    • 自分の考え方とは相反する相手の主張をいったん受け止めて、持論を展開したり事実を伝える場合。
    • この場合、「わかる」は本音を伝える前に挟み込む枕詞のようなもの。
      • 例:「あなたのおっしゃることはよくわかります。しかしこれは仕様です。」
  2. 了解する。頷く。
    • 点において従う。
    • 下された指示に従うときなど。
      • 例:「はい、わかりました。」
  3. 理解する。解く。
    • 与えられた課題であったり、問題を解いて自分のものにするとき。
    • おそらく最も一般的。
      • 例:「あなたに教えていただいたことが、ようやくわかりました。」
  4. 共感する。立場に立つ。
    • おそらく「わかろうとするもの」は実体があるようで、なかなかつかみどころがないもの。
    • だから実感と実体の間に横たわる溝に、願いや祈りを架けて近づくことはできないかと考える。
      • 例:「あなたの思い悩んできたことが、僕にもわかるような気がします。」

で、何が言いたくなったんだろう。

  • 同じ意味を持つことばでも使う場面によっては重みや色合いが変わってくることにいまさらながら気づいた、という話、でした。
  • 自分が「わかる」と口にしたくなる場面をもう少し掘り下げてみれば*1、さらに見えてくるものがあるような気がします。