画像置き場に「フォト蔵」を使ってみることにしました
外で遊んだ記録に写真や図面を添えていると、無料で使えるはてなフォトライフの容量の上限*1にいつのまにか近づいていることに気づきました。
いくつか乗り換え先を検討しつつ、新たな画像置き場に「フォト蔵」を使ってみることにしました。今日はその報告です。
なぜ「フォト蔵」か - 気兼ねなく、つながりやすい。
気兼ねなく写真をアップできる。
- 10,000枚まで無料でアップロードできる。
- データの容量ではなく、写真の枚数単位で制限を設けるという考え方。
- 一眼デジカメの高画質モードで撮った1枚でも、カメラ付携帯で撮った1枚も同じ1枚としてカウントされる。
- 1枚あたりの写真の容量の大きさは、最大10MB。
- これまでは贅沢だった、精細な画像を鑑賞する楽しみが新たに生まれそう。*2
- たとえばこの写真。公園で寝そべる猫を撮ってみました。
いつまで寝ているの? posted by (C)hatayasan。これは「サイズ:中(横450、縦337ピクセル)」
- これは、接写。拡大すると猫の毛並みまで見えちゃいます。
毛づくろい posted by (C)hatayasan
- ついでにもう一枚。拡大しても何匹いるかよくわかりません…。
みんなでおねだり posted by (C)hatayasan
- 月あたりのデータ転送容量の上限は1GB。
- これも普通に使う分*3には問題ない。
つながりやすいしくみがある。
- 写真にタグをつけて分類できる。
- 一括でタグを付けることもできる。これははてなフォトライフも備えている。
- 写真のジャンルでつながれる「コミュニティ」が用意されている。
- 関心のある写真が集まるコミュニティに参加できる。写真でつながるSNSという発想。
- 写真ごとにページビューがわかる。
- アルバムの中でどの写真が注目されたのか知りたいときに。痒いところに手が届きそうな機能。
- 写真ごとにコメントをつけることができる。
- コメントをする対象が「記事」から「写真」にきめ細かになったような感じ。
- ログインユーザで誰が見てくれたか表示する「あしあと機能」。
- コミュニティへの参加感を盛り上げるアクセサリとしては意味があるかも。
- その気になればフォト蔵の中で日記を付けたり、登録ユーザにメッセージを送ることもできる。
その他考慮したサービスなど
その他無料で使える画像置き場について、少しだけ調べて感じたことを書き留めておこうと思います。
ネット上で読める記事では、若干内容が旧い*4ですが「Internet Watch - リンク集:夏の思い出写真は、オンラインアルバムに保存・共有!」が参考になりました。
はてなフォトライフ
- 2006年に3MBから30MBに容量が引き上げられたが、競合サービスが軒並み100MB単位で容量を開放しているのを見ていると貧弱な印象を免れない。
- タグでつながるソーシャルな機能が充実しているだけに、容量不足はフォトライフの唯一最大の弱点。はてなユーザの裾野が広がりにくいのは、こうした制限を嫌うユーザが他社のサービスに流れているのからなのかもしれない。
Flickr
- 写真共有サービスの老舗。
- ただし、無料アカウントだとアップできるのは200枚まで。
- 現在は英語のみ。日本語版も用意される動きがある模様。
- Web2.0の黎明期から蓄積された厚いユーザ層は、サービスを選択する大きな動機になるかも。
livedoor PICS
- 無料で利用できるのは50MBまで。
- Flickrに似たインターフェイス。そういえばlivedoorが先発のサービスをインスパイヤしすぎだと叩かれたこともありました。
Picasa
- Googleの一サービス。
- 無料なら1GBまで利用可能。
- Googleの提供する画像管理ソフト「Picasa」をインストールすると一度に複数枚の写真をアップロードできる。
- サクサク動く軽快な操作感は捨てがたい。
- googleのアカウントを取ってさえいれば無料で利用できるのは魅力。
- 写真へのタギングができたりコミュニティ内で写真を検索できたり機能は強力なのだが、他の画像共有系サービスに比べるとソーシャル性をむしろ隠している印象さえ受ける。スマートに写真を楽しむ向きにはちょうどよいかも。
Yahoo! フォトアルバム
- オンラインアルバムの老舗。今は無料で300MBまで使える。
- ウェブ上でユーザ同士をつなぐ「ソーシャルな視点」は、どちらかといえば希薄。
- たとえば結婚式やレクレーションなど、リアルな仲間内で撮った写真を互いに見せ合うといった使い方がよく似合うのかも。