信州 安房峠チャリトレ(自転車)

5月26日(土)、乗鞍岳のスキー納めの帰りに、安房峠の様子をMTBで見てきました。
新緑に包まれて穂高や焼岳に見守られながらのサイクリング、このうえなく贅沢な時間でした。

GPSログ(クリックで拡大)

  • 平湯温泉国道158号線ゲート(あかんだな駐車場付近)から中ノ湯を往復しました。
  • スタート地点の標高=1330m。安房峠=1783m、中ノ湯=1345m。累積標高は891m。

報告と所感

2007年5月26日(土)


あかんだな駐車場付近のゲートからスタート

安房峠。スタートからの標高差は450m。

中ノ湯まで下る。雪解け水と雨水を含んだ梓川

「ト伝の湯」を背景に。ここは3月の頸城の帰りに立ち寄った。

焼岳登山口。中ノ湯を少し登ったところにある。

安房峠茶屋。冬季閉鎖は解除されたが開く雰囲気はない。

安房山と安房平。冬はどのような景観が広がっているのだろうか。

アルプスに見守られながらチャリを漕げることを贅沢だと思った。

  • 14:08 平湯温泉 あかんだな駐車場付近(1330m)
    • 午前中に乗鞍岳でスキー納めをした後、もう少し楽しみたくてチャリで峠を越えてみようと思い立った。
    • 平湯温泉から安房峠まで標高差はそれなりにありそうだが、スキーを担いで乗鞍スカイラインを漕ぎ通せたのだ、荷物を軽くすればなんとかなるだろう。
    • チャリを積んで信州を走る機会なんて、自分にとってそうあるものでもない。「あかんだな駐車場」のゲート付近に車を停めMTB安房峠を目指すことにする。
    • 冬季閉鎖は解除されたようでゲートは開いている。時折バイクと車が通るが数はまばらで気になるほどではない。
    • スキー一式は車に置いて、靴はブーツからスニーカーに履き替えた。実際は疲れているのだろうが、足取りは心なしか軽い。
  • 15:05 安房峠(1783m)
    • 小一時間チャリを漕いで安房峠へ。新緑が穏やかに風に揺れている。
    • ここで引き返すか少しだけ考えたが、穂高を正面にチャリを漕いでみたい気持ちが勝り信州側も見に行くことにする。
  • 15:20 中ノ湯(1345m)
    • 10以上続くヘアピンカーブを下って中ノ湯へ一気に下る。穂高は薄くもやがかかっているようでよく見えない。
    • 国道に降りると途端に交通量が増える。ト伝の湯の前で記念撮影して標高差400m強の登り返し。
  • 15:57-16:07 焼岳登山口(1615m)
    • ヘアピンカーブにはそれぞれ番号がついている。中ノ湯は第7カーブを終えたところ。やや登ったところに焼岳の登山口がありしばらく休憩。数台の車を置けるスペースがある。登山客をあてにしているのだろうか、居着いたと思われる野良犬が餌をしつこくねだってくる。
  • 16:32-16:40 安房峠(1783m)
    • 安房峠の直前、安房トンネルの排気口が見えたあたりからいよいよ足がしびれ始める。
    • ここが我慢のしどころだ。温存していたギアを一枚落とし、なんとか峠まで乗り切る。ふうっなんとか着きました。正面には安房山と安房平が。こんな景観も北アルプスにはあるんだ。
    • 日が沈み出すと急に冷えてくる。汗が乾き始める下りは寒い。スキーで使っていたアウターを着込んでいて正解だった。手袋も2枚はめてちょうどいいくらい。
  • 16:58 平湯温泉 あかんだな駐車場付近(1330m)
    • 無事に安房峠の向こうを往復することができた。まるでスキー納めの後で嬉しいご褒美をいただけたようだ。こういう信州の楽しみ方もあるのだと思うと目から鱗が落ちた気分だった。
    • 穏やかな満足を転がしながら「ひらゆの森」で暖まったあとは、国道41号脇の「国八食堂」で満腹になり、国道41号〜21号経由でじっくり帰る。自宅には3時前に到着。今回もよく遊びました。