twitterでつながるドキドキ感は「はてブ以上mixi未満」だと思った

突然現れた「ゆるめのコミュニティ」

はてな界隈で最近ブレイクしているコミュニティ「twitter」。
2日ほど前から僕もさわっているのですが、少しだけ歩いて気づいたことをさらっと書き留めておこうと思います。

twitterのドキドキ感は「はてブ以上、mixi未満」

ユーザとつながるときのドキドキ感は「mixitwitterはてブ」。
mixiを思いっきり薄めて、はてブのコミュニケーション性を少し尖らせたような感じ。

mixi
  • マイミク申請はぶっちゃけ勇気が要る。
    • 思い入れのある相手にネットであれリアルであれ「友達になってください」と伝えるのは、片想い状態からの告白に似てちょっと気合入れますよ的なシチュエーション。
    • 相手も自分を前向きに認知してくれているという確信がないと、足あとをペタペタつけるだけでマイミク申請になかなか踏み切れず。これって単に奥手なだけ?
    • mixiから離れられない「ミク中」*1な人の話をリアルでもちらほら聞いている分、mixiと適度に距離を置くよう自制しているのも敷居が高いと感じる原因かも。
twitter
  • twitterでつながるのは、ブログにトラックバックなしのリンクを張っていくような感覚。
    • 「僕はあなたのことに興味があるけど、別に僕のことは気にしていただかなくてもかまいませんよ」。
      • お互いが見える関係だとしても、一方通行OKみたいなオープンな空気。
    • はてブよりドキドキ感があると思った3つのポイントを挙げてみると
      • 第一にfollower*2がわかるところ。
        • 自分に興味を持ってくれている人が具体的にわかることで、自分の観測されている範囲をつかみやすい。
        • followerが増えた報せがその都度メールで飛び込んでくるのにはびっくり。
      • 第二に、friendsと直接メッセージをやり取りできるところ。
        • 込み入ったコメントを送りたいときに使える機能。これははてブにはなかった。
      • 第三に、書き込みが手軽なところ。
        • はてブが手軽にコメントできるとしても、クネクネするにはブックマークする記事という「生贄」が必要。
        • twitterにはそういうのは不要。公開版チャットといえばそれまでだけど。
        • 「"What are you doing?" - 何してるの?」。問いがシンプルだと答えも軽快。
        • たとえばRSSで購読しているブログの中の人が「今から寝るところ」などと日常モードでつぶやいているのがなんだか新鮮で。
はてなブックマーク
  • はてブのお気に入りユーザを選ぶ動機は、自分が情報を観測する範囲をコントロールしたいという、きわめてドライなもの。
    • はてブがコミュニケーションの場の性格を有しているとしても、やはり基本は自分のための情報収集・蓄積のツール
    • たとえばお気に入りを入れ替えるとき、被favが減る相手の都合までは考えない。というかそこまで頭回りません。
    • 誰が自分のブックマークをお気に入りに登録しているかを意図的に見えなくしてある*3のは今となってはありがたい仕様。
      • 個人的には、これがはてブの「衆愚化」をせき止めているように思います。

これから予想される使われ方 - 「メタはてブ村」

  • 少しだけtwitterを覗いてみただけですが、はてな界隈で見かける人が思った以上に多くて驚きました。
  • 僕も含めてですが、はてブ人気エントリーtwitterを激賞した記事が上がってくるのを読んでtwitterに興味を持った人は多いのではないでしょうか。
  • もう少しtwitterが浸透すると、はてブでよく見る人をお互いにaddして、はてブコメントに突っ込みを入れ合うクラスターとかが出てきそうな気がします。
    • 注目のエントリーやコミュニケーション系の記事を肴に「○○さん、あのコメントどういう意味?」「○○さんのブクマ、最近深いですね」とか。
    • コメントのしやすさを利用した”場所を変えたインタラクティブなメタブクマ”という使い方も、ライブ感があっておもしろいかもしれません。 *4
  • ここまで書いてみて、「お前はどこまでネットの観測範囲を広げるんだ?」と自分にツッコミを入れてみたくなったのですが、それはまた別の話。

関連する情報

  • Twitter / hatayasan
    • 僕のtwitter。もうちょっとだけここでも遊んでいると思います。
    • 独り言をぶつぶつ呟いているようなものですが、興味のある向きは覗いてみてください。登録はご自由にしていただいてかまいません。

*1:mixi中毒。

*2:自分をfriendsにしてくれた人

*3:あるいはリアルタイムの変化を具体的に観測できない

*4:そういえば、ソーシャルブックマークが認知され始めた頃ははてブが「ウェブの裏世界」と喩えられたこともありました。代表的なのは2005年11月の記事「Webページの裏世界を作るソーシャル・ブックマークを覗いてみよう / デジタルARENA」とか。