奥美濃 薙刀山〜野伏ヶ岳(山スキー)

祝日を使って、奥美濃の石徹白の様子を少しだけ見てきました。
春の陽気のなか、このうえなく快適なスキーツアーを楽しむことができました。
メンバーは単独です。

記録と所感

2007年3月20日(火)
  • 25:15 国道156号線 道の駅白鳥
    • 22時前には名神高速に乗る。80km/hでのんびり走って0:01に東海北陸道の関ICで下車、ETC深夜割引をしっかり利用。50kmばかり下道を走って1:00過ぎには道の駅白鳥に到着、しばしの仮眠。
2007年3月21日(水)
  • 5:20 起床
    • 5:00のアラームで目を覚ますも見事に二度寝してしまった。今日は文句なしの快晴だ。
  • 6:00 石徹白 白山中居神社下 720m
    • 心配していた国道156号線から石徹白に向かう峠道は凍結もなく快適。白山中居神社の駐車場よりさらに下った橋の脇まで車を乗り入れることができた。
    • 外気温を見るとマイナス9度。肌が痛いわけだ。
  • 6:15 石徹白 白山中居神社下出発


今年はやはり雪が少ないようだ

    • 橋を渡ってしばらく歩いてシール歩行。登り始めて間もないところは雪が途切れており、何度かスキーの着脱を強いられる。
    • 林道をショートカットするトレースがついておりありがたく利用させていただく。これまで林道伝いにしか歩いたことがなかったので目から鱗が落ちるようだった。
  • 7:28-7:33 和田山牧場 1090m


左が野伏ヶ岳、右が薙刀山。

    • 効率よいトレースに導かれて思ったより早く和田山牧場に到着。これから目指す薙刀山・野伏ヶ岳を正面に望む。今日はまず薙刀山から。
  • 8:45 稜線鞍部 1480m


稜線鞍部から薙刀山を見る

    • 推高谷をトラバースする機会を逃してしまい気がつけば源頭まで詰めてしまっていた。薙刀平をゆっくり歩きたかったのだけどまあいいか。ここからじりじりと稜線伝いに歩いていく。時折斜面が氷化している場所もある。
  • 9:43-9:53 薙刀山 1647m
    • まずは一つめのピーク・薙刀山へ。
    • 稜線は無風、展望は良好。石徹白・奥越の山はおろか伊吹山まで望めてびっくり。


薙刀山山頂。奥は白山・別山。

    • 白山を背に記念撮影。雪炎をまとった白山を間近にするといつも気を引き締められる。
    • シールを外して滑り始める。稜線直上を少し外して東面伝いに下るとスムーズだった。
  • 10:00-10:07 稜線鞍部 1480m


鞍部から野伏ヶ岳。

    • 薙刀山を下りきったところでシールを再び貼って野伏ヶ岳へ。氷化した急な斜面はツボ足、斜度が緩めばスキー。着脱を2回ほど繰り返した。
  • 10:50-11:12 野伏ヶ岳 1647m


手前が先ほど登った薙刀山、奥は白山。

    • 西側の斜面を回り込んで野伏ヶ岳の山頂へ。2組ほど先客がいらっしゃった。


南の小白山方面への稜線。雪庇が発達している

    • 帰りのルートをどうしようかしばし思案。頂上からのぞき込んでいると北東方向にお手頃な斜面を見つけたのでそこに目星をつける。


野伏ヶ岳北東の斜面へ。新雪の名残を噛みしめた。

    • 稜線は雪が硬かったがルンゼに入ると新雪の名残りを味わえた。思わぬご褒美をいただいたようで嬉しい。


シュプールは重いけど、悪くない気分。

    • 落ち込んだ斜面を過ぎると登りに使ったルートと合流。推高谷の右俣を登って左俣を滑ってきたことに気づく。


推高谷の源頭二俣。左が野伏ヶ岳へ、右が稜線鞍部へつながる。

    • 谷を下りすぎないよう台地に乗り換えるポイントに注意しつつ、緩いアップダウンをこなす。
  • 11:50 和田山牧場 1090m
    • スノーモービルが数台牧場で遊んでいるのを横目にあとは高速道路と化したトレースを飛ばすのみ。雪が途切れてくれば、登山口はもうすぐだ。
  • 12:15 石徹白 白山中居神社下 720m


この橋を渡ればおしまい。

    • 気がつけば野伏ヶ岳の山頂から1時間少しで登山口に着いていた。
    • 登り約5時間、下り1時間。スキーの機動力にはやはり凄いものがある。
    • 美並の「子宝の湯」で汗を流し、滋賀県に入って名神に乗って帰宅。楽しい一日でした。

GPSログ(クリックで拡大)

  • 登山口から和田山牧場に向かう林道は思った以上にきれいにショートカットできる。
  • 標高差400mの滑降を楽しめる野伏ヶ岳の北東ルンゼは予想以上にすばらしい斜面だった。

反省など

  • 実は出発してしばらくして行動用の水を車に置いてきたことに気づいた。長いルートでやらかすと深刻なミスにつながりかねない。気をつけねば。