はてブのエントリタイトルについて渦巻く自意識を書いてみよう
はてブのエントリタイトルについて、自分のサイトの場合
「Mugi2.0.1 - はてブのエントリタイトルについて」を興味深く読みました。
たとえば運良く自分の記事が注目のエントリーに入った場合、サイトのタイトルが削られて「記事の名前」だけがはてブのトップページに表示されているのを見ると、やはり寂しい思いにとらわれます。
「記事で読まれるのはあくまできっかけ。いつかはid:hatayasanが何を書いているかに興味を持って読んでほしい」とする承認の欲求が自分自身人一倍強いなどと書いてしまえばもっともらしくはあるのですが、かみ砕いて考えると自意識が肥大しているのを包み込んでいるだけのような気もしてきました。
普段何気なく考えていることを少しだけ書いてみることにします。
やっぱりサイトのタイトルはあってほしい
はてブでデフォルトで表示される「サイト名 - 記事の名前」
だと、「ああ、この記事を書いている人はこういうタイトルのブログを書いている人なんだな」とそれとなく刷り込ませることができます。
自分のサイトから出た記事が目立っているこのときこそチャンス、とばかりに、RSSリーダーやアンテナに登録してくれる人が出てくれればなあ、と下世話ながら期待するときでもあります。
一方で、
「記事の名前」
だけだと、はてブ経由で来た人には自分のサイトの名前を覚えてもらうことはできません。というか、覚えてもらうための敷居が格段に高くなる。
ならば、自分がタイトルを修正してサイト名を付け加えればいいじゃないか、と考えます。
ですが、そこで葛藤が生じます。
今のはてブでは、記事のタイトルを一番最後に変更したユーザ名がブックマークする時点で表示されます。*1自分の記事を自分が修正すると、それもブクマするユーザの知るところとなってしまう。
それを知っているだけに「こいつ、自分の記事のブクマ数を観察してるんじゃないの」「この人は、自分の記事がどの程度ブックマークされるのかが気になって仕方ないんじゃないの」とはてブユーザに悟られるのではないかと、要らぬ考えが頭をもたげるのです。
だから、注目のエントリー入りした記事でサイト名が削られているときであっても、記事のタイトルを正しく修正してくれる人を辛抱強く待つことが多いです。*2
ほとんどのユーザにとっては、どうでもいいことなのかもしれませんが。
関連する記事
以前はてブの記事のタイトルについて書いた記事を掲げておきます。
- 忘却防止。 - ブクマのタイトルにサイトのタイトルは必要か〜ブロガーとはてブユーザの立場から
- 2006年5月の記事。
- はてブを使い出して半年くらいの間は、「別にサイトのタイトル名なんて要らないのでは?」としか思っていませんでした。
- 今読み返してみると、このときもid:webmugiさんに刺激を受けて記事を書いたようですね。
- 忘却防止。 - ブクマのタイトルにブログ名があると不便なのだろうか
- 2006年9月。
- サイトの中の人に興味を持って記事を読むようになって以降、自分自身の考え方も随分変わっていったように思います。
*1:最終変更ユーザの表示場面が変更されたときのリリースは「機能変更、お知らせなど - はてなブックマーク日記 - タイトルの最終変更ユーザーの表示について」を参照のこと。2006年8月。