人のブログにコメントする前に問いかけたい3つのこと
自分がこれまで他人のブログに残したコメントを読み返してみると、脊髄反射したものからそれなりに時間をかけたものまで、動機や思いにも幅があることに気づきました。
人のブログのコメント欄に書き込む前に立ち止まって考えたいことを、自戒も込めてざっとまとめてみたいと思います。
人のブログに書き込む前に考えたい3つの問い
- 誰に読んでほしいのか。(who)
- ブログの中の人に読んでもらえればそれでよいのか。
- 公開されていることを承知で私信を打つ場合は、コメント欄で十分かも。
- その記事を読む人の目に留まればよいのか。
- 自分の主張を印象づける場合、渦中のコメント欄に飛び込んでいくことはある意味で有効な手段。
- サイトを運営しているならば、コメント欄にリンクを貼って自分のサイトに誘導する手法もあり。
- 不特定多数の人に伝えたいのか。
- 記事のコメントは書き込む敷居が低い一方で、検索しにくいがために個別の記事より賞味期間は短いかも。(ストックになりきれずフローに埋もれやすい)
- それなりに感じるところがあるならば、自分のブログに記事を立ててトラックバックするほうが賢明。
- 一貫した主張で紡がれた記事は、そのハンドルネームの「人格」を築く一助となるはず。
- ブログの中の人に読んでもらえればそれでよいのか。
- なぜそのように主張するのか。(why)
- 共感したのか。
- どの部分に共感を抱いたのか。
- 自分はそのブロガーとどのような関係を取り結んでいきたいのか。
- 違和感を抱いたからなのか。
- 違和感はどこにあるのか。
- 誰にでもわかる言葉で説明できているか。意見の表明が独り善がりに終わっていないか。
- 反論したいのか。
- 反論する根拠は何か。
- それが自分の主張の一方的な押し付けになっていないか。異なる意見に耳を傾ける余裕を残しているか。
- 共感したのか。
- どのように読んでほしいのか。(how)
- 対話を望んでいるのか。
- ウェブ上での見えない関係だからこそ、対話を重ねていくにあたっての「作法」に抜かりはないか。
- 自分の主張を書き残すことさえできればよいのか。
- 鬱積した感情のはけ口としかコメント欄をみなせないようならば、しばらく自分を省みる時間を置いたほうがよいかも。
- コメント欄だけで勝負するのか、一貫したハンドルネームとして読んでほしいのか。
- その場限りの匿名だからこそ目の覚めるような鋭い視点から発言できることもあれば、逆に匿名であるがために理性のたがが外れてしまうこともあるでしょう。
- 捨てハンは「人格」からは解き放たれていて一見自由な一方で、一貫性を持てずにウェブを漂いつづけることにも留意。
- 対話を望んでいるのか。
どのような形ではあれ、書き込むことで自分は何を伝えたいのか、何を得たいのかを冷静に考える視点は忘れずにいたいと思いました。