山スキーの情報を集めるために巡回したい10のサイト

寒波がいい塩梅に日本列島を覆っているようで、先週の土日あたりから立山で初滑りしてきた報告がぼちぼちウェブを賑わせているようです。
今月号の「岳人 2006年 12月号 [雑誌]」は山スキーの特集が組まれたようですし、いつもお世話になっているサイトを思いつきで書き留めておこうと思います。

山スキーの情報をとにかく集めるときに

山スキーメーリングリスト

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  • 山スキーの情報がほぼリアルに投稿される。(たとえば、土日の山行が日曜の晩にはメーリングリストに投稿される)残雪期の雪のつき具合などを知る場合に非常に重宝する。
  • 投稿が最も賑わうのは3月〜5月の残雪期。特にGW前後の土日は読み切れないほどの投稿がある。
  • YahooメールやGmailなどのフリーメールアドレスではMLに登録できないみたい。
  • メンバーに登録すれば過去ログを全文検索できて、資料価値は非常に高い。
  • トップページから、MLに登録しているメンバーの個人ウェブサイトに飛ぶことができる。

山スキーの記録を集めるときに

YASUHIROのマウンテンワールド

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  • 金沢在住の山スキーヤー・YASUHIRO先生。今シーズンもモチベーションをいただくことになりそう。
  • 厳冬期の日帰り滑降の記録は圧巻。普通の人なら2〜3日は要するルートも日帰りで登ってスキーで滑り降りてしまう。
  • ルート図、写真が豊富でイメージを浮かべやすいのも助かる。ただしコースタイムは凄すぎてあまり参考にならない(常人の2倍のペース)
  • 40代後半、開業医の立場にあって1シーズンに40回以上(週2回!)の山行をこなすバイタリティには敬意を表するしかない。
  • 毎日更新される「YASUHIROの独り言」も貴重な情報源。(ただし定期的にログを消去されるので、あとでも読みたいときは月二度を目安にページを保存しておいたほうがよいと思う)
  • 雪のない時期は、家族でアルプスの山を日帰りしてトレーニングされているようだ。
婦日の山と仕事報告

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  • 飛騨高山の山スキーヤー・Shinozaki先生。
  • 過去の海外登山の華々しいキャリアもさることながら、単独で飛騨・日本海方面の山スキーエリアを開拓。
  • 記録のほぼ全てにGPSのログを地図上に落としてあるのも、非常にありがたい。
  • オフシーズンは、沢登り・岩登りを幅広くこなされている様子。
Ikuo's Yama-Ski World

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  • 長野在住の山スキーヤー。
  • 50台後半の年齢を感じさせない精力的な山行の数々。北アルプス・頸城(新潟県南部)方面の記録が充実している。
  • オフシーズンは、アルプスの山を日帰りして体力作りされているようだ。
OBAの我羅苦多部屋

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  • 和歌山在住の山スキーヤー。
  • 足を向ける場所が似ており、記録を印刷してザックに忍ばせることが多い。奥美濃・奥越(福井・岐阜)方面の記録が充実している。
  • 掲示板でも頻繁に交流されており、山スキーヤーのサイトを巡回するきっかけを与えてくれる。
  • オフシーズンの紀伊半島の沢登りの記録も参考になるものが多い。
静かな山旅

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  • 大阪在住の山スキーヤー。
  • 基本的に単独で行動。読んで落ち着く柔らかい文章に反して、単独での長時間ラッセル、MTBを動員した山行、12時間以上行動の山行、総じてレベルは高い。
  • オフシーズンは、沢登りに出かけている様子。こちらも濃い記録が多く見逃せない。
POWDER

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  • おそらく近畿圏在住の山スキーヤー。
  • シーズンになると北アルプス方面の記録が頻繁にアップされる。いずれの記録も写真が豊富で刺激される。
  • オフシーズンは自転車でトレーニング。こちらも参考になる。
野人が遊ぶ

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白山周辺の「YAMADAの山スキーワールド」

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  • 福井在住の山スキーヤー。
  • 北陸の山スキーエリアを精力的に開拓。奥越(福井県東部)エリアのルートのバリエーションが豊富。

雪山のリスクを知るために

日本雪崩ネットワーク - Japan Avalanche Network

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  • 雪崩についての正しい知識を啓発している非営利法人。
  • 雪の掲示板で斜面についた雪の情報が交換されており、一つの目安にしたい。

これはと思ったサイトに共通するもの

なぜこれらのサイトを挙げたかを考えてみると、下記の理由があるのではないかと思いました。

  • まめに更新される。頻繁に山に行かれている。
  • 記録が詳しい。図面や写真が豊富。第三者にもわかりやすい。
  • 読んでいて刺激される。パフォーマンスが高い。気合が入っている。

ブログを気軽に開設できるようになって、これらのサイトに限らず昨年あたりから思いがけず充実した記録に出会うことが増えてきたように思います。
さて、今シーズンはどれくらい山に足を運べるでしょうか。