7年間、15万km〜車への愛情を語ろう

昨日、車検を終えた車を受け取ってきました。

気がつけば、走行距離が150,932km。
7年目を迎える今年で車検は3回目。1年あたり、およそ21,500kmを走っていたことになります。
2年前に10万kmを超えたばかりだったので、この2年だと1年あたり25,000km。
通勤や仕事には全く使わず、休日に走りまくっているとこうなりました。

7年間のあしあと

北は秋田、南は鹿児島。
外が雨でも雪でも、車があれば大丈夫。月に最低1回、7年間で少なくとも100泊は宿代わりに使ってきました。
今まででいちばんヒヤリとしたのは、冬の富士山に独りで登ったときのこと*1。林道に深入りしたあげく雪にスタックしてJAFに助けてもらったことがありました。携帯の電波が通じなかったら、泣く泣く4時間歩いて人家まで行かなければならないところでのトラブル。2時間暗闇の中でエンジンを切って待ち続けたあと、眩しい光を間近にしたときに感じた安堵感は、今でも忘れられません。

積もる思い出とともに

この7年間、僕のプライベートな時間は車なしには考えられませんでした。
荷台にママチャリとスキーを積んで山スキーに出かけたときもちゃんと運んでくれたし*2沢登りを始めた年に鉄砲水に遭ったとき*3山スキーで脱臼して泣く泣く下山したとき*4、13時間雪にまみれて歩き続けたとき*5。どんなときでも黙って登山口で待ち続けていてくれたのが、とても心強かった。
24時間で下道をどの程度走れるかな、と実験したとき*6、980kmで24時間のタイムリミットを迎えてしまったのは、今でも惜しかったと思っていますよ。
そういえば、かみさんと披露宴の打ち合わせに足繁く通った*7ときも、ずっと一緒でしたね。

寄る年波とともに

出会ったときは真新しくても、7年も一緒にいれば少しずつ疲れが目立ってきたようです。
オーディオが最近1年に1回は調子が悪くなるし、冬場にスキーに通っていると凍結防止剤の影響か、ブレーキのディスクの錆がひどくて今回全て交換することになりました。
最近ちょっと気になるのは、買った頃に比べて街乗りで大飯喰らいになりつつあること。
いや。思い出をたくさん積んで走ってくれている車に、もっとスマートに走れ、というのは、もしかしたら無粋かもしれませんね。

もう少しだけ寄り添いたい

次の車検で9年目。今のままのペースで走り続けたら、20万kmが見えてくる頃でしょうか。
そのころには、補修する部品が増えてきて、もしかしたら維持費の高さに音を上げているのかもしれません。
それでも、動かなくなるそのときまで、面倒を見てやろうと思っています。
「ありがとう」という言葉をいつも心の片隅に置きながら。

関連する情報

10万キロオーバーの超メンテナンスメニュー
11月15日の人気エントリー。車と長く付き合うにあたって気に留めておきたいことのほか、10万㎞を超えると交換したほうがよい部品や価格が具体的に記されています。僕にとっては、実にタイムリーな情報でした。

*1:2002年2月

*2:2005年4月

*3:2002年8月

*4:2004年3月

*5:2002年3月。そのときの様子は「忘却防止。 - 今までで心に残る山があるとするならば〜2002年、妙高スキーツアー」に書きました。

*6:2004年5月

*7:2005年