比良 武奈ヶ岳(ハイキング)


日曜日、比良山の武奈ヶ岳に登ってきました。
あわよくば紅葉狩りできればなあなんて思っていたのですが、山頂付近はもう冬山でした。

コースタイム

  • 11:05 坊村駐車場
  • 12:05 御殿山
  • 12:10 わさび峠
  • 12:30 武奈ヶ岳 山頂
  • 12:50 わさび峠
  • 12:54 御殿山
  • 13:38 坊村駐車場

かんたんな感想など

朝起きて、最後の紅葉を見に行くつもりで武奈ヶ岳に登ろうと思いつく。寒波で山は荒れているらしいが何かあれば引き返せばいいだろうと軽く考えて車に荷物を詰め込んで家を発つ。
市内では晴天だったが湖西道路を北上するにつれ雲行きが怪しくなり登山口の坊村は激しい雨。そのまま帰ってもよかったが車の中でスナック菓子をしこたまついばんでしばった今とあってはとぼとぼ帰るのもいまいちさえない。しばらく雨脚が弱まるのを待つが激しくなる一方。駐車場で30分待ったところで覚悟を決め、重い腰をようやく上げて準備を始める。
コースはいつものトレーニングに使っている御殿山コース。登り始めはいつもふくらはぎがしびれる。酷使する機会をもう少し与えてやらねばならないか。
荷物は2リットルのスポーツドリンクと行動食のゼリーと地図・コンパス・ツエルトのみ。快調に登って御殿山には1時間で到着。荷物を切り詰めたので1時間あたり標高差約750メートルを稼げた。
御殿山の手前から雪がちらほら現れ、御殿山からは白くなった登山道を歩く。もとより登山者は少なく、途中高校生の集団と2人の単独行とすれ違ったくらい。トレースは次第に隠れ始める。雪の深さはブーツのくるぶしが隠れるくらい。半ズボン+タイツで登っていると雪がブーツの手前のべろから浸入してきて冷たい。多少の雨なら我慢する覚悟でいたが雪はちょっと想定外だ。
ワザビ峠から山頂に向かう西南稜は無木立で風の通り道になっている。アウターのフードを被らねば耳が痛い。眼鏡が曇って歩きにくい。山頂への最後の一登りで雪はさらに深くなる。雪を踏み固めながら一歩ずつ歩いていく状態。これはちょっとしたラッセルだ。11月中旬の比良で雪にまみれることができるとは思ってもいなかった。行動を止めると濡れた体が冷える一方、あまり長居はしたくない。山頂の碑にタッチして休まず足早に引き返す。御殿山の直下までは雪が固まっており滑りやすくなっており用心深く下る。御殿山からは雪も消え安全地帯に。坊村までは1時間08分で下山。ずぶぬれになった身体をエアコンを入れて乾かす。
家に帰って過去の記録を見ていると、1年前ママチャリで来た時と同じタイムだった。アプローチが車ならもう少し早く登れてもよかったのだが、やっぱり日頃の不摂生がたたったのかなあ。
もときた道を引き返し、クルマを車検に出すためにディーラーに向かった。

雑記など

  • デジカメを忘れた。携帯で写真をとる余裕もなかった。吹雪の武奈ヶ岳は初めてだったのだけど、惜しいことをした。
  • 雨と吹雪で閉口する場面が多かった。まあ、往復のガソリン代で2時間半の実戦トレーニングができたと思えば、貴重な機会を提供していただいたと思ってちょうどいいくらいだろうか。