匿名ダイアリーで書きたくなる5つのシチュエーション

はてな匿名ダイアリーにも少しずつ人気エントリーが出始めているようで、自分も最近巡回先に加えてちょくちょく読みに行くようになった。

匿名ダイアリーについて言及した記事に目を通しながら、自分が匿名で筆を取るとすればどのような場合か、ちょっとだけ考えてみた。

はてなで匿名で書きたくなる5つのシチュエーション

  1. 特定のユーザに負い目があるとき。
    • 偽りのない意見を開陳することで(ネット上の)知り合いの感情を害する恐れがあると判断したとき。
    • たとえば、クネクネしてもらったあとで「はてブのクネクネウザイ!はてブの衆愚化の根源だ!」などと言ってみたくなったとき。
    • この場合だと、誰かを名指しで批判しているわけではないけれど、くねってもらったユーザへの後ろめたさのようなものは拭えないだろう。
  2. 感情で記事を書き殴りたくなったとき。
    • 他人を名指しで(あるいは限りなくそれとなくわかる感じで)批判してみたいとき。
    • 自分自身に渦巻く感情が他人に説明できない理不尽なものであればあるほど、匿名で書きたくなる欲求は高まる気がする。
    • 匿名だけど、はてなの中で囁いてみんなに読んでもらえないと意味がない。これがポイント。
  3. 自分のイメージを壊したくないとき。
    • たとえば自分の日記では決して扱わないテーマで書きたくなったとき。読者を「裏切りたくない」と思うとき。
    • ただ、そんなことを気にするのは本人だけで、通り過ぎる人にとってはどうでもいいことが多かったりする。
    • ある意味、自意識過剰と紙一重。
  4. 自分の意見に自信がないとき。
    • 自分の考え方がはてなではどう受け止められているか。「これはひどい」「ネタ」タグをマジで書いた記事につけられる前に反応をうかがってみたいとき。
    • もっとも、これを常習してしまうと誰が記事を書いたかが透けて見えてしまうわけだが。
  5. 脊髄反射したくなったとき。
    • たとえば自分のブログの更新が煮詰まったときなど、発作的に何か書き留めたくなったとき。
    • テーマは軽ければ軽いほどいい。
    • 確かに、しりとりなんか自分の日記でわざわざ扱おうとは思わないしなあ。

完全に匿名ではないわけだが

ここまで書き留めて思ったのは、これが「はてラボ」のサービスでよかったなあ、ということ。
機能の改廃や変更がはてなスタッフの裁量に委ねられている部分が大きいということは、とりもなおさず「ネタバレ」される可能性も念頭に置いたほうがいいよ、ということだろう。

このエントリの文中「あんなのに文章投稿したら、はてなに金玉握られることになるじゃない」の言葉に相づちを打った。
匿名なのは表面上だけで「いつばらされるかもしれない“恐怖”」を抱きながら、それでも匿名ダイアリーに記事を書き続ける心理ってどんなだろうか。
実際書いたことのある人から訊いてみたいと思った。