節目のとき〜たかがアクセス数だけど

仕事を終えて自宅に戻り自分の日記にアクセスすると、カウンターが100,000を超えていることに気づいた。
ページを移ったり更新をかけるごとに回るカウンターである。一番カウンターを回しているのは間違いなく自分であろうし、読んでくれた人の感情やアクセスされたシチュエーションもろくに検討もせずにページビューを云々するのは滑稽ですらあることはわかっているが、それも含めて開設以来のページビューが大台に乗ったのは一つの節目ではあるのだろう。
はてなで日記をつけ始めたのが昨年12月末。
ブログのタイトル「忘却防止。」の名前が指すとおり、ブログを始めた動機はまさに「自分のためのメモ」。ブログなんぞしょせんチラシの裏の備忘録。はてブしていて気になった記事を書き留めたり、日々思った雑念を書き留められればそれでいいやと思っていたが、山ネタ、はてブネタ、ネットネタ。思ったことを書きつづっているうちに8ヶ月が過ぎてしまった。
何をやらせても三日坊主の自分が飽きずにここまで取り組めたのは、自分の文章を読んでくれる他者を意識することができたからだろう。はてブでブックマークされたり、コメントやトラックバックをいただいているうちに、自分が書き殴る雑文でも他者の思考の海に雫を落とせるかもしれないと感じられたのが間違いなく大きい。

誰も読んでいない文章でも公共の場にアップロードするということ自体がチラシの裏に書き散らす文言とは別のセラピー効果を生むことは多くのブロガーが経験していると思う。したがって、そのことばは発せられなければならない。
Discommunicative - ブログ論と「ふつうの日記」(メタによる融合について)

公共の場に文章をアップするということを意識するようになって、自分を省みて文章を書くことを少しは自分も覚えただろうか。
どこまで続けられるかわからないが、自分の思考を整理する場としてブログを使いながら周りの人たちと交流を続けることができれば、僕はもう少し頑張れる。