はてブのコメント欄の使い方〜「引用族」として

自分のブログをちょくちょくはてブにブクマしてもらえるようになって、ブログの作者の立場からはてブのコメント欄を意識することが増えてきたのだけど、はてブのコメント欄の使い方に触れたこのエントリを読んで、はてブユーザでもある自分の場合はどうなのか思い返してみようと思った。

はてブのコメント欄を抜き書きに使っています

ブロガーの中には、はてブを自分のブログのメタコメント欄として期待する向きもあるだろうし、はてブ専門の人にとっては自分の仕入れた情報のメモ書き程度にしかとらえていないケースもあるだろう。
じゃあ自分は? 100文字以内でエントリの美味しい部分を抜き書きしているブクマが圧倒的に多い、間違いなくはてブユーザとしては「引用族」。
じゃあなぜそのような使い方をしているのだろうか。

後で役立つかもしれない予感とともに

自分の場合、ネタで馴れ合いでもしない限り、はてブのコメント欄はあくまで自分のメモ帳代わりに使っている。
エントリを抜き書きするのは

  • 「この知識は、抑えておかないといけないな」
  • 「このエントリのこの部分、うまい書き方をするなあ」
  • 「この書き方、これから参考にさせてもらおう」
  • 「この部分と前にブクマしたエントリを結びつけると、何か言えそうだな」

など、いわゆる琴線に触れたものがあった場合。
自分の読んだ本で衝撃を受けた一文に出会ったとき、付箋を貼ってあとで参照しやすくするような、そんな感じだろうか。
コメント欄の抜き書きとともに一行感想でも付け加えることができれば、エントリの作者に対して微かながら反応を返せるのかもしれないけれど、自分がそれなりに感じるところのあったエントリに対して十分に咀嚼せずにコメントをしてしまうとそれでことが完結してしまうようで、あまり乗り気になれずにいる。
逆に、わかった風なコメントをつけて理解したつもりになる=その場限りで以後参照しない、方がエントリの作者に対してむしろ失礼にあたると思うのだが、どうだろうか。

記憶のリロードを容易にするはてブ

僕はブックマークするときに必ずコメントをつけて、サマリとか感想とかを書くようにしてるのですが、一から順番に見て行くにあたって、コメントをつけるようにしてて良かったなあと改めて思いました。感想やサマリを手がかりに読み進めていくと、飛ばし読みしやすい。
naoyaのはてなダイアリー - はてなブックマーク棚卸し

昨年の大晦日にid:naoyaさんが書かれたエントリを読み返していたのだが、コメント欄を自分向けにうまく活用することで、過去のブックマークを外部の記憶装置として活用する途が開けてくるのではないかと今さらながらに感じている。
自分の書いたエントリが他のエントリと有機的に結びつけられることで、より深い視点から見たエントリが紡ぎ出される。
はてブのコメント欄がそのきっかけになると希望的に考えると、コメント欄の使い方も決して一様ではないと思うのだけど、どうだろうか。