RSSリーダーで完結するのか、自分のサイトに来てもらわないと困るのか

最近はてなRSSフィードの全文配信をデフォルトにするかどうかアンケートを取られているようだ。
RSSリーダーを使うことで気になる最新情報を手元に集約できるようになった今、リキッドに加工可能なRSSのフォーマットの特性を最大限生かしていくのはごく自然の流れなのかな、と思う。

昨年の時点でメタデータXML)とメインデータ(HTML)の主従関係の逆転が起こっていると指摘している最速さんは、RSSを出力するサイトならばRSSリーダーで情報入手が完結しないと時流にそぐわないよ、としている。
全文配信することでネットワークへの負荷が重くなることをひとまず置いておくならば、RSSリーダーを手放せなくなった身にあってはその都度サイトを変えずに情報の入手を完結できれば、ものすごく楽ではある。
ただ、商用サイトやニュースサイトは、広告やコンテンツの置いてある自社サイトに来てもらわないと具合が悪いから、見出しのみRSSで配信して残りはクリックして我が社のサイトへどうぞ、と誘導したい事情があることは理解できる。(CNETなんかそうだし
個人のブログの場合はどうだろうか。日々の思いを書き連ねることがメインのブログでわざわざ自分のサイトに誘導してまでテキストを読んでもらう必要がどこまであるのだろうか。
自分のサイトのデザインにカスタマイズした自作CSSを使ってこだわりがあったり、ブログに貼ったアフィリエイト広告をクリックしてもらいたいケースならば、要約だけ配信して詳しくは自分のサイトで、と案内するのはありかな、とも思うけれど。
アクセス数を稼ぐために自分のサイトに来てほしいから全文配信は嫌よ、みたいなことを考えている人はさすがにはてな界隈には少ないと思うけど、RSSのアクセス解析の技術が進めば、そのへんは大きな問題ではなくなっていくようにも思う。