小手先の技術は淘汰される〜独BMW社のウェブサイト、Google八分に

検索エンジンスパム行為を行っていたとして独BMW社のウェブサイトがGoogleインデックスから削除された模様。

GoogleエンジニアのMatt Cutts氏によると、BMW社は訪問者用とクローラ(googlebot)用のウェブを別々に用意。訪問者がアクセスした際には自動車のイメージを多用したグラフィカルなウェブを表示する一方、クローラが訪問した際には訪問者用とは異なるウェブページにリダイレクト(転送)してテキストを詰め込んだウェブを表示していた。JavaScriptによるリダイレクトを悪用しており、Matt氏はこれが同社の品質ガイドラインに抵触すると判断、インデックスから削除した。
SEMリサーチ:独BMWのサイト、Googleインデックスから削除される

検索エンジンスパムを行っているからといって、有名な企業のサイトを消したりはしないだろう」なんて(甘い)考えを持っていたSEO関係者はきっと少なくないと思う。しかし、Googleはおかまいなしということだ。
CNET Japan Blog - 渡辺隆広のサーチエンジン情報館:Google、「スパムは厳しく対処」の姿勢を見せる

上っ面で人を騙そうとしてもボロが出るという、なんとも小気味いい話でした。

google八分検索エンジンスパムについて、過去にブクマしたページ

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「結論を短くまとめると「スパムはいくらやっても無駄。新鮮なよいページを更新し続けるのが最高のSEO」ということになる」
Googleがサブドメイン乱立でインデックスから追放処置実行 - 不定期更新 SEOコラム
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