web2.0って

わかりやすい解説

gooの近江商人さんがweb2.0について非常にわかりやすい解説をされていた。

Web2.0というのは、インターネットがもっと簡単にもっと便利になって多くの人にとっての欠かせないものになり、社会生活がもっと豊かになっていくためのキーワードです。
一番簡単なWeb2.0の解説

確かに、10年前なんてYahooの検索結果がウェブのすべてみたいなものだったし、電子メールや掲示板がネットユーザと交流する主要な手段で行動に移すまでの敷居も高かった。
今は小学生でもブログを持っている時代だしね。

我に返る

ウェブ上でWordばりの機能を実現できる「Writely」のニュース界隈を巡回しているとOSやアプリ、データも含めてすべてがデスクトップからネットワークに吸い取られていくのではないかと思えたが、Zopeジャンキー日記で鋭い指摘を読み我に返る。

ワープロやブックマークなどがWebアプリ化する流れは、これからますます強まるだろう。
PCにアプリをインストールする必要がなく、ブラウザだけで使える手軽さは、確かに捨てがたい。
しかし、プライベートなデータをネット上に流し、遠くのサーバと通信しながら操作するのは、やはり一時的な姿に過ぎないように思う。
また、ネット上にある同一のWebアプリを大人数で同時に使うかたちは、サーバ側の負荷もきつい。
なんといっても、「データが大事」なのだ

だから今後は、デスクトップアプリのWeb化は進行しつつも、それを配布して、自分で動かしてもらうという従来的な方法への回帰が出てくると思う。
そうすれば、プライベートなデータをネットに流す必要がなく、自分の手元に置いておける。

Zopeジャンキー日記 :パーソナルネット

確かに、プライベートなブクマや情報はデスクトップか手許のディスクにないと不安ではある。

ノイズが増えると

学校の授業で「事業所が都市に立地するのは、顧客や取引先等と直接会って接触できるコストが周辺部に比べて低いからだ」という話を聞いたのを覚えている。もう10年前の話だけど。
ブログやRSSリーダーを使って情報収集の効率は上がったかもしれないけれど、便利さに舞い上がって交通整理に振り回されつつあると思うのは自分だけだろうか。
webアプリ開発の先端を走っている人がこのようなコメントをされるのも興味深いと思った。

また会の中で特に印象に残った言葉として渡辺さんが仰った、
ネットを探して見つかる答えならわざわざここに集まっていないですよね?
というコメントがあります。
私も日々ネットから情報を集めて、それをまたネットに書き戻していくということを繰り返していますが、それをすればするほど「リアルの場」で人と会って話すことの重要性、有用性が大きくなっていくのを感じます。
それはつまり先ほども書いたような「人間の時間や注目できる対象には限りがある」ということを考えれば当たり前の結果なのかもしれません。

経営企画室 調査日報: ET 研参加レポート: Google はやることが一杯ある