トラックバックは、エントリをアップした後に送ったほうがいいと思った〜僕の小さな失敗

エントリをアップして言及したくなるほどに興味深い記事に出会ったとき。
相手に読んでほしいと伝えるためにトラックバックを送ったときの失敗談を、恥ずかしいのを承知で書き留めておきたい。

はやる気持ちでエントリをアップしたとき

はてブを歩いていて出会った文章に共感して、その記事に関連するエントリを書いたときのこと。
プレビューを何度か行った後、そのブログの作者にまず目を通してもらいたいと思って、トラックバックURLを入力していざエントリをアップ。向こうの記事にもリンクが貼り付けられてトラックバック成功。
しかし一読して気づいた。やべっ、タイトル間違ってるじゃないの。
慌てて編集画面に戻って、タイトルを修正して再度エントリをアップ。アンテナもRSSフィードもその部分は一応修正されてまずはひと安心。
さてトラックバック先はどうなっているかな。恐る恐るサイトに行って肩を落とす。
あれ、直ってないよ、タイトル。
自分の記事のタイトルや更新して発信したpingを操作することはできても、トラックバックを送ったブログに貼りついた自分の記事のタイトルをもう修正することはできない。
冷静に考えれば、ごくあたりまえのことですね。

一度流した情報は簡単には訂正できない

トラックバックは、相手のブログに強制的にリンクを張って、「読みに来てもらう」ための仕組み、という意識が基本にある。*1
だからこそ、アップしたエントリが納得のいくものであるか、間違いがないかを完全に確認できるまでは、気持ちが高ぶっていたとしても段取りをしっかり踏んだほうがいいのではないか、と痛感せざるをえなかった。
一度伝えてしまったことを、うっかりした間違いであっても修正することは、決して容易ではないという自戒を込めて。

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