京都府最高峰・皆子山(アプローチはMTB)

コースタイム

出発まで

そういえば、関西に住んでいながら京都府の最高峰にまだ登っていないことに気づいた。
京都府で一番高い山は、京都北山の東端に位置する「皆子山(みなごやま)」。標高971mと、それほど高くはない。
台風の過ぎた月曜日、MTBにまたがって北山を目指した。
 皆子山の周辺地図。滋賀県との県境に近い。

報告と所感

家で朝食を食べて9時過ぎに出発。京都市内に入って国道367号線をそのまま北上、大原三千院を過ぎて途中峠を越える。峠への最後の登りで傾斜がやや急になるがさすがに変速機付きのMTB、なんとかギアに余裕を持たせて峠を越えることができた。途中トンネルをくぐり抜けて次は花折峠への登り。ギアに余裕がどんどんなくなっていく。今回は押して歩くまいと誓って家を出たのでギアを落としてでも黙々と登る。脚が悲鳴を上げそうになる前になんとか花折トンネルを越える。ふうっ。
峠を越えて初めに出てくる集落「仲平」から左に曲がって林道を走る。MTBを買ってまとまった砂利道を走るのは実は初めて、慣れない動作にやや緊張。3km弱走って「寺谷」の登山口に到着。MTBを木に縛り付けて百井川にかかる橋を渡る。ここで写真を撮ろうとデジカメを手にするがメモリーカードを家のPCに刺したままだったことに気づく。痛恨。携帯でさえない写真を撮っておく。
 川に架かる木橋を渡って登山道へ。
あとで知ったのだがこの皆子山への登山道は沢沿いにしか開かれていない。沢を何度も徒渉しながら高度を稼いでいく。時折岩がぬめっており嫌らしい。ちゃんとした登山靴で来てよかった。沢を縫うように歩くため「これで一般道?」と面喰らう場面が出てくる。目印としてテープが整備されているので「ああ、そうなのか」と導かれるように登っていく。途中水を補給。上流には何もないのだがなぜか沢筋の水を飲むことに若干の抵抗を覚える。沢筋と別れて杉林をジグザグ登るとほどなく稜線、山頂へは登山口から55分で到着。慎重に登ったつもりだが、コースタイムの1時間40分(100分)に比べるとそれなりの時間で登ることができた。
 誰もいない山頂
山頂でおにぎりを食し、もときた道を下る。やはり沢筋の下降は滑らないようにと気を遣う。
登山口には43分で到着。結局人には一人しか会わなかった。MTBに跨りもときた道を戻る。ダートで20km/hも出せば身体が浮くようなスピード感がある。ほどなく国道に合流、花折トンネルまで登り返して途中峠から琵琶湖方面へ。花折峠の下りで69km/hまで引っ張る。さすがにヘアピンを60km/hで抜けることはできなかった。途中峠から琵琶湖大橋へは快適な下り。何もせずとも50km/hをキープしてどんどん下る。
国道161号線を突っ切り、琵琶湖大橋を東へ抜けて湖岸道路へ。近江大橋を渡ったあと、9月でもはや3回目になった大津の大盛大衆食堂「美富士食堂」で宇治抹茶味のかき氷を食してご機嫌なり。あとは1号線を流して自宅へ戻るのみ。

メモ

  • 走行距離は116km。9月2日の近江富士(115km)とあまり変わらない。ただし峠越えが2つ、ダート走行が5km程度。登山時間も前回の倍以上(2時間)あったため、走行距離以上にそれなりに充実した。
  • 花折峠にさしかかる頃にはギアに余裕があまりなくなっていた。押して歩く醜態はさらさずに済んだけど、それにしても持久力ないなあ。
  • 皆子山の登山道は沢筋を詰めるしかない。ハイキング初心者を連れて行くと時間がかかるだろう。せめてしっかりした登山靴で臨まないと辛いと思う。
  • 途中トンネル琵琶湖大橋近江大橋。いずれも自転車の通行料は無料であった。料金を取られるのは原チャリから。
  • 家を出る時間をもう少し早めれば、皆子山近江富士ダブルヘッダーができるだろう。このあたりは次回以降の課題。
  • 木洩れ日の下、MTBでダートの林道を流すのは爽快な体験だった。北山のもう少し奥にMTBで分け入るというのも、味わい深い一日を約束してくれるはずだ。
  • また美富士食堂に寄ってしまった。9月だけで3回目*1。まさに「美富士詣で」。運動した後に寄るからこそ、おいしさもありがたみも倍増する。もう道は覚えました。

走行データ

データ項目 データ
ルート(ゆき) 自宅〜R367〜途中トンネル〜花折峠〜仲平集落〜登山口
ルート(かえり) 皆子山登山)〜登山口〜仲平集落〜途中〜琵琶湖大橋〜湖岸道路〜近江大橋〜大津〜外環状線〜自宅
走行距離 116.6km(自宅〜皆子山 寺沢登山口までは46.1kmで到達)
実走行時間 5時間42分44秒
平均速度 20.4km/h
最高速度 69.1km/h(国道367号 花折トンネルから途中峠への下りで)
積算距離 2152km

関連する情報

京都の山 標高ベスト10を登る
京都第一法律事務所のサイトから。京都府の山の標高ベスト10の紹介のほか、皆子山の登山道の紹介をされている。皆子山は南北に縦走するのが一般的な楽しみ方のようである。
http://www.ne.jp/asahi/okaoka/club/yama5/minakoyama050429.html
皆子山の登山道の詳しい解説図がある。

*1:1回目は9月2日。2回目は9月16日