ウェブ

伝えるとき、隠すとき〜ウェブで自分を演出しているとするならば

「novtan別館 - h抜きリンクは間違っているか」を読んで。 ウェブで自分の存在を伝えたいとき、あるいはその逆のシチュエーションがあるとするならばどのようなときか、書き出してみようと思います。 ウェブで「伝える、隠す」を意識するとするならば ↑ 隠…

ウェブに触れるきっかけは、「利用」というよりもはや「参加」ではないだろうか

「インターネットにつなぐとしてもせいぜい週に1回、調べものをする程度しか使わない」知人がいます。彼からおもしろい話を聴きました。 「最近のインターネットは息苦しい」というのです。 なぜだろう? それとなく訊いてみると 「少し関心を深めようと思っ…

紙の本に安心を感じるのはなぜだろう〜電子化真っ只中の今に

この前実家に久しぶりに戻って学生時代の資料を整理したときのこと。 「ゼミ」「レポート資料」といったラベルの貼られたフロッピーを発掘。懐かしくなって家で読もうと試みるも、FDDの鈍いモーター音を虚しく聴くだけで中身を開くことはかなわず。 ノートに…

はてなでスパムに出遭うとき〜使っていて見えてきたもの

はてなに触れるまでは「スパム=迷惑メール」くらいにか思っていなかったのですが、はてなダイアリーやはてなブックマークを使い込んでいると、スパムにもいろいろな種類があることがわかってきました。 はてなでスパムに出遭ったとき、それぞれの種類のスパ…

冬山で生き残るために目を通しておきたい5つのサイト

2006年もあと1ヶ月を切りました。山の上では、季節は秋から冬にすっかり様変わりしているようです。 冬山や雪山に安全に臨むにあたって、僕がよく見に行くサイトを集めてみました。 更新をチェックしておきたいサイト 山道を行く 現役山屋さんの登山コラム。…

向こうにいる人は、どんな人?〜記事から人に興味が移るとき

その日一日の仕事を終えたあとの楽しみのひとつに、本屋に足を向けることがある。 ネットで研ぎ澄ませてきた好奇心やアンテナを奮わせることのできるこのときは、僕にとっては貴重なお楽しみの時間だ。 僕が本を選ぶとき 新聞や雑誌の書評、本屋の書棚を巡り…

プライベートモードのもたらす「つながり」という逆説〜はてなRSSとはてなアンテナの場合

「『斬(ざん)』 Web 上でのプライベートモードは危険なモードですよ」を読んで、コメント欄に記したことを補足したくなりました。 「ぶっちゃけた」グループ名からのアクセス リファラをチェックしていて、はてなRSSからの参照元を見ていると、グループ名…

「巡回するサイト」と「影響されるサイト」に違いがあるとするならば

「巡回先」としてチェックするサイトがあれば、巡回を意識する前に更新が楽しみで仕方ないサイトもある。 そのようなサイトを「影響されるサイト」とするならば、その違いはどこに生まれてくるのだろうか、思いつきで書き出してみようと思う。 巡回するサイ…

ネット断ちの効用〜情報収集のアンテナをときには研ぎ直してみよう

ネット断ちから帰った夜に 週末の3日間、ネットに接続できない環境で過ごしていた。 悶々とした欲求を抑えきれずに、日曜日の夜、家に戻るや後片付けもそこそこにパソコンに電源を投入。3日も家を空けていたのでスパムメールの削除やRSSリーダー、はてブのチ…

価値がありながらも検索しにくいページを「秘境」と呼んでみたい〜ネット時代に「秘境」があるとするならば

リアルな秘境は、もはや失われている 秘境の定義を「訪れる価値が十分あるにもかかわらず、険しいなどの条件のために、たどり着くことが容易ではない場所」とするならば、現代においてリアルな秘境は失われたと考えるのが自然だろう。 上信越の奥地「秋山郷…

ブクマのタイトルにブログ名があると不便なのだろうか

タイトルにブログ名が入っていると不便なとき はてブのブックマークにブログのタイトルは果たして必要なのか、という記事が注目を集めているようである。 過去に書いた記事を思い出した 以前、「はてブでブクマするとき、ブログのタイトルなんて要らないだろ…

リファラを眺めて気づいたこと〜アクセス元を意識するということ

はてなダイアリーには、編集画面を開くとアクセス元を詳しく表示する機能がある。 リファラを眺めていると、更新の有無やジャンルなどの違いによって、アクセス元に違いがあることがわかってきた。 更新した日としなかった日の違い 更新した日 アンテナやRSS…

こんな本読んだ〜『文系のための「Web2.0」入門』

文系のための「Web2.0」入門 (青春新書INTELLIGENCE)作者: 小川浩出版社/メーカー: 青春出版社発売日: 2006/08メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (18件) を見る小川浩氏の前著『Web2.0 BOOK』を先日読んで、豊富な事例とわかりやすい解説に…

自らを省みるということ〜一つのブログを事例に

気になるブロガーが遭難事故を起こしていた ヤマオンナ珍道中 - 鋸岳エスケープ(2006.7.24-26) フルマラソンや山岳耐久レースを志向している女性山屋さんのブログからのエントリ。女性には珍しくハードな単独登山も志向する姿に「面白い人がいるな」と興味…

ブクマする記事に出会うまでに〜「情報収集のための11の質問」を補助線に

あなたはブックマークする記事をどのように探してきますか? ふんだりけったり。 - 調査するなら今のうち? - はてなブックマーカの生態について 自分の現状を見る限り、はてなのウェブサービスを使いながら記事を見つけていますよ、としか答えようがないの…

関心を持ってくれるユーザがそばに視えるようになったことで、文章を書く垣根は低くなった

HTML手打ちの時代は ARTIFACT ―人工事実― | Weblogになってから「文章」は書かれなくなった? 琥珀色の戯言 - ブログに移行すると「文章の質が落ちる」理由 HTMLを手打ちで書いていた頃は、ひとつのHTMLファイルごとに「作品を作る」という意識が片隅にあった…

ブックマーカーの記憶の集合として、はてブのコメントページは残り続ける

あなたの替りなんていくらでもいるけれど 記録と記憶:あるいはブログを書き続けるということ : DESIGN IT! w/LOVE heartbreaking.:お前が閉鎖しても、俺にとって大した問題ではない。 ブログを閉鎖すること自体、自分が知らないだけで、ブロゴスフィアのあ…

はてなダイアリーの自動トラックバック機能は1.0と2.0の間にある緩衝材かなと思った

HTML手作りの時代のリンクの感覚 一昔前個人ホームページが全盛だった頃のコンテンツといえば 自己紹介 メインコンテンツ 掲示板 リンク集 が大体の相場。リンク集には高い確率で「リンクはトップページにお願いします」「リンクされた場合はご一報を」との…

スパムフィルタに溺れた日

スパム対策に王道はない。 最近経験した僕の失敗を、自省を込めつつ書き留めておきたい。 メールアドレスを使い分けるとき 最近は、受信するメールの性質に応じてメールアドレスを複数運用することもきわめて楽になった。僕は下記のとおりアドレスを使い分け…

livedoorクリップを使ってみた。

livedoorでもソーシャルブックマークサービスが始まったことをはてブ経由で知り、さっそくユーザ登録してみた。 まだβ版とのこと。今のはてブにあるお気に入りの登録、タグの絞り込み、注目のエントリーの抽出といった機能はこれからじっくり作り込んでいく…

幅広いユーザを対象としたソーシャルサーチは機能するか〜Yahooの次世代検索の話題から

SBMは普及前夜にあるのかもしれない はてブのモチベーションが上がったわけでもないのに、寝る前にはマウスのホイールを延々とスクロールさせねばならないほどにブクマを溜める日々がこのところ続いている。 はてなダイアリーのリファラから新しいSBMからの…

GoogleよりなぜYahooなのか〜自分の常識を見直してみる

いただいたブクマコメントから 先日GoogleよりYahooを支持するユーザは意外に多いのではないかとエントリしたところ、トラックバックをいただいたほか、はてブやdel.icio.usでもたくさんのコメントをいただきました。 自分自身に乏しかった視点を補うつもり…

「Googleはとっつきにくいから親切なYahooを使う」のは、案外大多数の意見なのかもしれない

ブログで情報を発信していても、Googleを使いにくいと感じるねじれ 一昨日、世話になっている方の自宅に招かれた折、大学生と高校生のご子息とウェブの話をする機会があった。youtubeの動画をローカルにダウンロードする方法をおもむろに訊かれて、はてブの…

ブクマのタイトルにサイトのタイトルは必要か〜ブロガーとはてブユーザの立場から

Mugi2.0(むぎむぎ) - トップページはすでに役割を終えた を読んで、ウェブの歩き方がどう変わってきたかを自分の経験に即して考えてみたくなった。 トップページからアクセスする「ホームページ」の時代 Googleが世に出る前は、「Yahooに登録されたサイト…

ブログの別館をこしらえたくなる3つのシチュエーション

キャリアの長いブロガーは別館にブログを持っているケースが珍しくないようだ。 器用でもないしネタが豊富でもない自分が別館のようなものを作るなどあり得ないとは思うが、あるとすればどのようなときか、連想してみよう。 コミュニティに飽きたとき たとえ…

RSSの全文配信は企業の情報セキュリティ確保を考えると好ましいのかもしれない

RSSリーダーで完結するのか、自分のサイトに来てもらわないと困るのか RSSフィードの全文配信がデフォルトになったら、ブログの醍醐味は緩やかに閉ざされていくのではないか はてながRSSフィードの全文配信をデフォルトにするかどうかを巡って雑文を書き散ら…

見えない権力〜『グーグル 既存のビジネスを破壊する』

佐々木俊尚著、2005年、文春新書、760円+税。 404 Blog Not Found:すべてを一度懐疑していく R30: 書評:「グーグル 既存のビジネスを破壊する」 FIFTH EDITION: 書評「ウェブ進化論」と「グーグル Google」。そしてメディアビジネスの競争構造の変化。 た…

RSSフィードの全文配信がデフォルトになったら、ブログの醍醐味は緩やかに閉ざされていくのではないか

全文配信は本文しか配信しない はてながRSSフィードの全文配信をデフォルトにするかどうかアンケートを取っているのを見ていて、特段の事情がない限り全文配信が望ましいのではないかとエントリを起こしていたが、下記のエントリを読んでいると自分の考えを…

なぜブログで想いを発信するのか、自殺予告に付き合ったブログを読んで考えた

一昔前は2chで「自殺します」宣言がなされて掲示板の住民を慌てさせていたが、最近は舞台がブログに移っているようである。 自殺予告をしたブロガーに付き合った記録を綴ったブログを見つけた。 分け入つても分け入つても本の山:ブログで自殺予告 分け入つ…

遭難事故の新聞記事を転載するとき、遭難者の実名の記載に配慮することはリテラシーに含まれるのではないかと思ってみた

山スキーを趣味の一つにしている自分は、「山スキー」のキーワードでgooブログからRSSフィードを取得してはてなRSSで購読しているのだけど、4月8日〜9日の長野県方面では雪崩による遭難事故が相次いで発生、その背景や記事に言及したエントリも少なからず捕…